老人ホーム・介護施設の口コミ評判サイト
ケアスル介護は掲載施設5万件超
0120-579-721
受付時間 10:00〜19:00土日祝OK
気になる施設リスト

気になるリスト
に追加しました

リストからまとめて
お問い合わせできます

ウエルハウス尼崎Ⅱ番館
に88歳・女性・要介護2で入居していた方へのインタビュー

取材日:2025/06/20
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

88歳・ 女性
要介護2
物忘れ、 徘徊
自立
心臓病・心筋梗塞・狭心症、 脳血管性認知症
自宅(独居)
夜間の徘徊が頻発し、自身の心身が限界に達したこと
義理の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/06 〜 2024/11
見学をした施設:4件

見学した施設

施設名見学/入居
ニチイケアセンター尼崎稲葉荘見学
グループホームたのしい家武庫之荘見学
ウエルハウス尼崎見学
ウエルハウス尼崎Ⅱ番館入居

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

母は一人暮らしだったのですが、だんだんと食事の準備もできなくなり、ガスの取り扱いも危ない状態でした。買い物も心配で、お金を渡しても「1万円渡したら1万円全部使ってきてしまう」とか、そういった危ない行動が見られるようになりました。 なんとか在宅でと思い、デイケアなどの介護サービスを利用していたのですが、そこでも支度ができずに「ズボンを履かないで行ってしまう」とか、お迎えが来る前に勝手に出歩いてしまったりとか、トラブルが増えていきました。 そして一番大変だったのが、家に帰ってきてからまた出歩くようになってしまったことです。夕方や夜中かまわず徘徊するので、警察に保護されて連絡が来ることが頻繁にありました。GPSも「これ持って出て」と言っても、自分でわかるのか部屋に置いていってしまうので連絡が取れません。

施設探しを始めたきっかけ

仕事に行った先に警察から「迎えに来てください」と電話がかかってくることも毎日のように続き、もう私が休めなくなってしまって。当時、私は自分の母の在宅介護もしていて、心身ともに本当に限界でした。「これでは自分自身がダメになってしまう」。そう強く感じたのが、施設探しを本格的に考えたきっかけです。

見学時の施設に対する不安

いざ施設を探し始めても、公的な施設はどこも空きがなく待機待ち。3〜4軒見学した中で「ここがいいね」と話していたグループホームも、やはりすぐには入れませんでした。 そんな中、見学したある施設で「暴れたら、最終的には薬で大人しくしてもらうしかないですね」と言われ、どうしても抵抗を感じてしまって。違うとわかっていても「薬で縛るのは虐待ではないか」と、気持ちの上で納得できなかったんです。

入居後の変化

入居後の変化

入居当初、母は「帰りたい」という気持ちが強く、私が面会に行くといつもエレベーターの前で帰る支度をして待っていることもありました。 そんな中、施設内で尻餅をつく形で転倒し、大腿骨を骨折してしまったんです。緊急入院と手術になりましたが、認知症もあるのでリハビリは難しく、また通院の際にも病院を嫌がる母の様子を見て、1ヶ月も経たないうちに施設へ戻れるよう調整してくださいました。 施設に戻ってからは、スタッフの方々の見守りのもと、今では車椅子なしで歩けるまでに回復しました。母は認知症の影響で動き回ってしまうのですが、本人が嫌がらないようにと、少し離れたところから見守ってくれたり、部屋にセンサーを付けて安全を確認してくれたりと、様々な工夫をしてくださっています。 そして、母の生活が安定したことで、私自身の生活にも大きな変化がありました。母を施設にお願いできたことで、もう一人介護していた実母とじっくり向き合う時間と心の余裕が生まれました。

見学時の不安は解消したか

今の施設は、「無理強いはしません」という方針をはっきりと示してくれました。金銭的にはかなり高額でしたが、すぐにでも入居が必要な状況と、母の尊厳を守れる安心感から、ここにお願いすることを決心しました。

ウエルハウス尼崎Ⅱ番館を選んだ理由

無理強いしないケアと、穏やかな生活環境

何よりも、薬に頼るのではなく、本人の気持ちを尊重しながら「無理強いしない」という方針を貫いてくれることがありがたいです。エレベーターの前で待っている母に対しても、スタッフの方がお話をしながら、母の気持ちが落ち着くのを待ってくれる。その丁寧な対応に、いつも感謝しています。 施設自体が広く明るいので、閉鎖的な感じが少ないのも良い点です。季節のイベントが多いですし、スタッフの方と中庭を散歩したり、入居者同士でお茶をする時間が設けられていたりと、穏やかに過ごせるような配慮を感じます。

性格を理解した上での、絶妙な距離感

母には、心を許した一人の人にだけ頼ってしまう、という性格的な癖があります。それをスタッフの方々がよく理解してくださっていて、「あまり近づきすぎないようにしています」と、特定のスタッフに負担が偏らないよう、絶妙な距離感で見守ってくれているんです。 マニュアル通りの対応ではなく、母という一人の人間をきちんと見て、考えてくれている。その個別性の高いケアのおかげで、母は多くのスタッフの方と、穏やかな関係を築けているように思います。

「施設では出来ないこと」への柔軟な代替案

骨折後、施設で出来るリハビリには限りがありました。そのことを相談すると、ケアマネージャーさんがすぐに代替案を探してくださり、外部から訪問してくれる鍼灸師の方を手配してくれたんです。 「人が違うと嫌がるので」と母の性格を伝えたところ、「同じ人が毎回来るようにします」と、そこまで配慮していただけました。おかげで母も週2回、筋力トレーニングや歩行訓練を続けています。「施設だから出来ない」で終わらせず、一緒に方法を考えてくれる。その姿勢が本当に心強かったです。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

改善点

満足している点がほとんどですが、強いて言えば、往診では見られないような専門的な病気になった場合、家族が付き添って通院しなければならないので、それが先々大変になる可能性はあるかな、という心配はあります。 また、入居前の見学の際に、認知症の方の受け入れについて、具体的な事例をもう少し聞けていたら、入居を決める際の不安が、さらに和らいだかもしれません。
無料
この施設にお問い合わせ
お祝い金
対象
ウエルハウス尼崎Ⅱ番館の写真
ウエルハウス尼崎Ⅱ番館
介護付き有料老人ホーム
標準
プラン
月額20万円
(入居金50万円〜)
入居金0
プラン
-
空室や料金、入居条件を確認したい方は

取材して

今回お話を伺った娘様は、壮絶な介護体験を、非常に落ち着いた口調で語ってくださいました。その言葉の端々から、お母様への深い愛情と、介護という現実の過酷さ、そして今お世話になっている施設への心からの感謝が伝わってきました。「自分自身を守ることが、結果的に母のためにもなった」という言葉が胸に響きます。この記事が、同じように一人で責任を背負い、限界を感じているご家族にとって、新たな選択肢を考えるきっかけとなることを切に願っています。
取材日:2025/06/20
執筆者:岸川京子

入居した施設について

4.2

ウエルハウス尼崎Ⅱ番館

介護付き有料老人ホーム
兵庫県尼崎市杭瀬南新町
大物駅から 徒歩8分
標準プラン
月額 /20万円
入居金 /50万円
入居金ゼロ
プラン
-
ウエルハウス尼崎Ⅱ番館の外観の写真
ウエルハウス尼崎Ⅱ番館の居室内設備の写真
ウエルハウス尼崎Ⅱ番館の屋内共用部の写真
施設の詳細を見る
ウエルハウス尼崎Ⅱ番館

こちらは 兵庫県尼崎市 の地域密着型の施設です。
ご入居予定の方の住民票の住所は 兵庫県尼崎市 ですか?

はい
いいえ

こちらは 兵庫県尼崎市 の地域密着型の施設です。
ご入居予定の方の住民票の住所は 兵庫県尼崎市 ですか?

はい
いいえ

こちらは地域密着型の施設のため、
住民票の住所と施設の住所が異なる場合入居ができません。
そのため、気になるリストに追加できませんでした。そのため、お問い合わせできませんでした。

閉じる