窮屈さがなくなった、自由な面会スタイル
この施設にして一番助かっているのは、面会のしやすさですね。以前の施設ではコロナ禍以降、部屋にさえ入れず、決められた場所での面会のみでした。それがここでは、事前に一本連絡を入れれば、特に厳しい制限もなく、父の部屋で一緒に過ごすことができるんです。
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、生活空間に直接入れるというのは、家族にとって本当に安心できることなんです。どんな風に暮らしているのか、必要なものはないか、自分の目で確かめられますから。父の部屋でゆっくり話せる。この何でもない時間が、今はとても貴重です。部屋の様子がわかるので、本当に助かっています。
運転が苦手な私に優しい、広々とした駐車場
これは本当に個人的な理由なんですけど、駐車場の広さには日々助けられています。施設の駐車場というと、数台しか停められなかったり、狭くて停めにくかったりする場所も少なくないですよね。
私自身、だんだん運転に自信がなくなってきているので、広々としていて、いつでも余裕をもって停められる駐車場があるのは、通う側の負担を大きく減らしてくれます。「さあ、お父さんのところに行こう」と思った時に、駐車場の心配をしなくていい。この気軽さが、面会のしやすさに繋がっている気がします。何気ないことですけど、通い続ける家族にとっては、すごく重要なポイントだと思います。
父の「行きたい気持ち」に応えられる立地
この施設は、施設の本当に目の前に、大きなスーパーがあるんです。
父は足が頼りないので一人での外出はできませんが、本人なりに「自分で外へ行きたい」という気持ちはあるみたいなんです。面会に行くと、「おやつでも買いに行こうか」と声をかけて、父を車椅子に乗せて一緒にスーパーへ出かけます。自分で商品を選んだり、外の空気に触れたり。施設の中だけでは得られない刺激が、父の楽しみになっているのを感じます。以前の施設では外出もままならなかったので、こうして一緒に買い物ができるのは、私たち家族にとっても嬉しい時間です。