ニチイケアセンター東大阪御厨
に77歳・女性・要介護3で入居中の方へのインタビュー

母は脳梗塞で倒れてから、病院で入院生活を送っていました。幸い命に別状はなかったのですが、後遺症として認知症の症状が見られるようになり、常に誰かのサポートが必要な状態でした。移動には車椅子を使っており、入居を検討し始めた頃の要介護度は3か4だったと記憶しています。

施設探しを始めた直接のきっかけは、入院していた病院から退院を促されたことでした。認知症の症状も出ていたため、自宅で介護するのは難しい状況で、担当のケアマネージャーさんからも施設への入居を勧められ、本格的に探し始めることになりました。

病院からの退院が迫る中での施設探しでしたので、正直なところ、感傷に浸る暇もなく、とにかく母にとって最善の場所を早く見つけなければという思いでいっぱいでした。幸い、大阪に住んでいる妹が中心となって色々と調べて動いてくれたので、遠方にいる私としては本当に心強かったですね。妹が見学をしてくれて、最終的にニチイケアセンター東大阪御厨への入居が決まりました。

私は見学には行っておらず、妹が見学をしてくれたため、入居後に初めて施設を訪れました。 妹から聞いていた通り、館内はとても綺麗で、対応もしっかりとした印象で安心感があり、「ここなら大丈夫そうだ」とすぐに思えました。 何より嬉しかったのは、母に良い変化が見られたことです。入居当初はかなりひどかった認知症の症状が少しマシになり、顔に出ていた麻痺もだいぶ軽くなったんです。入居後は状態が安定しているので、本当に安心しています。 スタッフさんが母とよく会話してくださっているようで、そのおかげか、環境が母に合っていたんだなと、心から良かったと思っています。何か体調に変化があればすぐに連絡をいただけるので、遠くに住んでいても不安はありません。

母の体調に変化があれば、すぐに電話で連絡をいただけます。私は遠方に住んでいるため、毎日すぐに駆けつけられる距離ではないので、この細やかな報告体制は本当にありがたいです。施設を信頼して母を預けられているのは、こうしたしっかりとした連携があるからこそ。遠距離で介護に関わる家族にとって、これほど心強いことはありません。

入居後、母の認知症の症状が少しマシになり、顔の麻痺も軽減されたんです。施設に入居するというのは、あくまで「お世話をしてもらう」というイメージが強かったのですが、環境が変わることで本人にこれほど良い影響があるのだと実感しました。これは私たち家族にとって、何より嬉しい出来事でした。穏やかに、そして少しでも良い状態で過ごしてほしいという願いが叶えられた気がします。

訪問した際にいつも感じるのですが、スタッフの方々が本当によく母とコミュニケーションを取ってくださっています。ただお世話をするだけでなく、一人の人間として向き合い、会話を大切にしてくれているのが伝わってきます。こうした日々の関わりが、母の心の安定や症状の改善につながっているのだろうと感じています。この温かい雰囲気が、この施設の一番の魅力かもしれません。

一番想定外だったのは、母の認知症の症状が少し改善したことです。施設に入居するにあたって、進行を緩やかにできれば十分だと考えていたので、まさか症状が少しマシになる方向にいくとは思ってもいませんでした。顔の麻痺が軽減されたことも含め、本当に嬉しい驚きでしたね。

施設全体に対して大きな不満は全くありません。ただ、しいて一つ挙げるとすれば、面会の予約方法についてです。私は遠方に住んでいるため、「オンラインでの面会をしたい」と申し出たところ、電話でしか予約ができないんです。それに、予約できる時間や回線にも限りがあるようで…。 もし、オンライン上で施設の空き状況が確認できて、そのまま予約できるようなシステムがあれば、忙しい中でもスケジュールが立てやすくなり、もっと気軽に母の顔を見られるのにな、と感じることはありますね。

遠方にお住まいのため、大阪にいらっしゃる妹様と連携を取りながら、お母様を支えられているご様子がとても印象的でした。お話の端々から、施設への深い信頼と、お母様が穏やかな日々を過ごされていることへの安堵感が伝わってきて、こちらまで温かい気持ちになりました。