シルバーシャドウ
に83歳・男性・要介護1で入居していた方へのインタビュー

夫と自宅で一緒に暮らしていましたが、少しずつ自宅での生活が難しくなってきたと感じ、施設を探し始めました。

施設にお願いすることについて、世間では「本人が行きたがらない」なんて話も聞きますが、うちの場合は、特に葛藤やためらいはありませんでした。夫も「施設に入るのは嫌だ」ということは全くなく、スムーズに話が進みましたね。 施設の見学は、まず私一人で何ヶ所か回りました。それぞれの雰囲気を見て、「ここはどうかしら？」と思った施設を、最終的に夫と一緒に見に行って、「大丈夫だよ」という本人の意向も確認して決めたんです。

入居してからも、夫は元気で過ごしています。おかげさまで、特に変わりなくやっているようです。 スタッフの方々は皆さん優しくて、きちんと見てくださっています。施設からは頻繁に連絡があるわけではないのですが、それはきっと、夫が元気に、問題なく過ごせている証拠なんだろうなと思っています。何かあれば連絡が来るはずですから。そう思うと、かえって安心できるんです。施設を信頼して、お任せしています。 私も時々面会に行きますが、夫は特に不満を言うこともありません。もともと口数が多い方ではないですが、施設でも気兼ねなく過ごせているようで、顔を見ると元気そうなので安心します。行った時は、差し入れのお菓子を渡して、「元気そうでよかった。じゃあ、よろしくお願いしますね」とスタッフの方にお願いして帰ってくる、そんな感じです。

最終的に今の施設に決めた一番の理由は、見学に行った時の第一印象です。施設に「ごめんください」と入って、対応してくださったスタッフの方の雰囲気がとても良かったんです。「感じがいいな」と直感的に思いました。施設に入った瞬間の空気感や、スタッフの方々の第一印象はとても大事ですよね。毎日お世話になる場所ですから。「あ、ここならいいかな」とその時に感じた安心感は、入居した今でも変わっていません。

面会がしやすい点も、この施設を選んで良かったと思う理由の一つです。事前に「何日の何時ごろに伺います」と連絡さえしておけば、「いつでも大丈夫ですよ、お待ちしています」と言ってくださいます。「この日はダメです」なんて言われたことは一度もありません。自分の都合に合わせて会いに行けるのは、とてもありがたいですね。やはり、顔を見て直接話せると安心しますから。

実は、施設は自宅から近いわけではないんです。タクシーで行くしかない距離です。でも、いくつかの施設を見学する中で、自宅からの距離よりも、施設の雰囲気やスタッフの方々の対応を優先して選びました。これから長くお世話になる場所ですから、夫が穏やかに過ごせる環境であることが一番大切だと思ったんです。結果的に、この選択は間違っていなかったと感じています。

見学に行った時の良い印象は、入居後も全く変わりません。スタッフの皆さんには本当に良くしていただいています。 特に「ここを改善してほしい」と思うようなことは、今のところ全然ないですね。見学の時に感じたイメージと違うな、と思ったこともありません。本当に、安心してお願いできています。

今回お話を伺った奥様は、ご主人が施設で元気に過ごされていることに、心から安心されているご様子でした。「連絡があまりないことが、元気に過ごしている証拠だから安心」という言葉が非常に印象的で、施設とスタッフの方々への深い信頼が伝わってきました。施設選びにおいて、見学時の第一印象やスタッフの人柄、面会のしやすさといった点を重視されたとのこと。距離はあっても、ご主人にとって一番良い環境を選ばれたという納得感が、奥様の穏やかな口調から感じられました。第一印象の良さ、第一声の挨拶というのもたくさんの施設探しをしていく上で貴重な判断材料になるんだなと感じるお話でした。