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有料老人ホーム ゆったりさん家
に92歳・女性・要介護1で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/06/13
執筆者:谷口美咲

入居者プロフィール

92歳・ 女性
要介護1
物忘れ
手引/伝い歩き
症状なし
自宅(同居)
経営者の対応や職員間の連携不足、不適切なサービスへの不満
祖父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/12 〜 2025/02
見学をした施設:2件

見学した施設

施設名見学/入居
100年ながいきホーム見学
有料老人ホーム ゆったりさん家入居

入居前に抱えていた問題

見学時の施設に対する不安

結論から言うと、以前お世話になっていた有料老人ホームは、入居から3ヶ月ほどで退去しました。理由は、施設の対応に多くの問題があったからです。今だから言えますが、正直なところ、知人には絶対におすすめできない施設でした。 見学に伺った際は、特に悪い印象はありませんでした。施設も比較的新しく綺麗で、案内してくださった従業員の方の感じも良かったんです。しかし、問題は入居後に次々と明らかになりました。

入居後の変化

入居後の変化

入居してまず気になったのは、祖母自身の変化でした。 ある時、祖母の体に痣ができているのを見つけました。おそらく部屋で転んだのだと思いますが、私たち家族が気づくまで、施設側からそのことについて何の報告もありませんでした。 さらに、入居当初は要介護1だった祖母が、わずか3ヶ月ほどの間に要介護3になってしまったのです。もちろん、心身の状態は変化していくものですが、その急な変化と施設での暮らしぶりに、私たちは強い不安を感じるようになりました。 祖母本人も、施設での生活にストレスを感じていたようです。面会に行くと、 「あそこはすごく厳しかった」 「私は直接何かされたわけではないけれど、他の人が職員さんから怒られているのを見るのが嫌だった」 と、ポツリと本音を漏らしました。利用者さんが萎縮してしまうような空気が、施設内にあったことは間違いありません。 見学時には気づけなかった、施設の本当の姿と、そこで生活する祖母の辛そうな様子。それが明らかになるにつれて、私たちの施設に対する信頼は、日に日に失われていきました。

退去した理由

祖母の変化と並行して、施設の運営体制そのものに対する不信感が積み重なり、最終的に私たちは退去を決断しました。その理由は、大きく分けて4つあります。 一番の問題は、経営者の方の対応でした。「こちらから聞かなければ何も教えてくれない」というスタンスで、その姿勢が施設全体に影響しているのか、職員間の連携が全く取れていませんでした。 何か質問があって施設に電話をしても、ほとんどの場合「担当者がいないので折り返します」となるのですが、用件がまったく引き継がれていないんです。「〇〇(私の名前)様からお電話がありました」という事実だけが伝わっていて、用件はゼロからもう一度説明しなくてはなりませんでした。それが一度だけでなく、二度、三度と続いたので、「この施設は情報をきちんと伝達する仕組みがないんだな」と呆れてしまいました。 また、利用者の安全を軽視した報告体制にも疑問がありました。 祖母の体に痣ができていても報告がない、というのは先ほどお話しした通りです。入居時の契約書に「転倒時の責任は問いません」というような一文があったからか、そもそも転倒があったこと自体を知らせてくれないのです。 退去が決まり、施設を出るときになってから「転んで痣がいっぱいできていますし、特別養護老人ホームの方がいいかもしれませんね」と、まるで他人事のように言われたときは、怒りを通り越して言葉を失いました。後から聞いた話ですが、どうやらコロナの感染者が出たことさえ、家族に報告しなかったようです。これでは、大切な家族を安心して預けることなど到底できません。 提供されるサービス内容にも、首を傾げたくなることが多くありました。 この施設はデイサービスを併設しているのですが、入居者はそこのデイサービスを強制的に利用させられます。また、福祉用具の導入も、ケアマネジャーさんと相談して半ば勝手に決めてしまうようなところがありました。 一番驚いたのは、トイレの手すりです。祖母がトイレで立ち上がる際に危ないということで手すりを入れてもらったのですが、先日施設を訪れると、トイレを囲うように設置する専用のものではなく、ただの置き型の手すりがトイレの近くにポツンと置いてあるだけでした。これではまったく意味がありません。専門知識を疑うような対応に、不信感は頂点に達しました。 そして、費用についても、当初聞いていた金額より高く、なんだかんだで月に15万円から16万円はかかっていました。これだけの金額を支払いながら、受けられるサービスがこの程度かと思うと、まったく納得できませんでした。 後から、地元の評判も良くないと聞き、私たちの感じていた不満が独りよがりなものではなかったと確信しました。

有料老人ホーム ゆったりさん家を選んだ理由

手作りの温かい食事が提供される

食事に関しては、特に心配していませんでした。施設内に厨房があり、調理をしてくれる方がいたので、いつも出来立ての温かいご飯が食べられたのは良かった点です。食堂でお盆に乗って提供されるスタイルで、きちんと手作りされている感じが伝わってきました。

感じの良いスタッフさんもいた

経営者の方針や情報連携の体制には大きな疑問がありましたが、現場で働くスタッフさんの中には、もちろん感じの良い方もいらっしゃいました。祖母が病院に行く際に送迎してくださった方は親切でしたし、祖母自身が「この人が好き」と気に入っているスタッフさんも一人いました。全員が冷たい対応だったわけではない、ということはお伝えしておきたいです。

建物が新しく綺麗だった

施設自体は比較的新しく建てられたものだったようで、建物や内装は綺麗でした。その点は、見学時に良い印象を抱いた理由の一つです。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

改善点

改善点というわけではありませんが、もし、この施設を検討されている方がいるのであれば、見学時に以下の点を確認してほしいと思います。 経営者の方と直接お話し、その人柄や考え方を確認すること。 緊急時や何かあった際の、家族への具体的な連絡フロー。 デイサービスや福祉用具など、外部サービスの利用は自由に選べるのか。 月額費用の内訳と、追加で発生しうる費用の詳細。 私たちの体験が、これから施設を探される方にとって少しでも参考になれば幸いです。
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対象
有料老人ホーム ゆったりさん家の写真
有料老人ホーム ゆったりさん家
住宅型有料老人ホーム
標準
プラン
-
入居金0
プラン
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(入居金0万円〜)
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取材して

この度は貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。 お話を伺う中で、「うちの母は『口コミサイトに書き込んでやりたい』って言っていたくらいなんですよ」という言葉が非常に印象的でした。ご家族が抱えていた不満や悔しさが、その一言に凝縮されているように感じます。 施設選びにおいて、建物の綺麗さや一部のスタッフの印象だけで判断してしまうことの危うさを、改めて痛感させられるお話でした。特に、経営者の姿勢が施設全体のサービス品質や働くスタッフの意識にまで影響を及ぼすという点は、見学だけでは見抜きにくい重要なポイントです。 この体験談が、「自分たち家族にとって本当に合う施設とは何か」を考える一つのきっかけとなることを願っています。
取材日:2025/06/13
執筆者:谷口美咲

入居した施設について

3.2

有料老人ホーム ゆったりさん家

住宅型有料老人ホーム
千葉県茂原市粟生野
標準プラン
-
入居金ゼロ
プラン
月額 /12万円
入居金 /0万円
有料老人ホーム ゆったりさん家の外観の写真
有料老人ホーム ゆったりさん家の居室内設備の写真
有料老人ホーム ゆったりさん家の屋内共用部の写真
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有料老人ホーム ゆったりさん家

こちらは 千葉県茂原市 の地域密着型の施設です。
ご入居予定の方の住民票の住所は 千葉県茂原市 ですか?

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