館内調理の温かい食事
今回の施設選びで、姉が最も重視していたのが食事でした。以前、父がお世話になっていた施設が館内調理ではなかった経験から、「次は絶対に食事にこだわろう」と話していたんです。
見学の時から「食事がうちの売りです」と聞いていましたし、実際に館内で調理されているので、温かいものは温かいまま提供される安心感がありました。母も食事を楽しみにしているようで、機嫌よく過ごす一つの要因になっていると思います。やはり、日々の生活の中で食事が占めるウェイトは大きいですから、ここは妥協しなくて本当に良かったと感じています。
駅から徒歩圏内。電車移動の家族にも安心のアクセス
もう一つの決め手は、アクセスの良さです。姉は電車で面会に来るのですが、この施設は学園前の駅から歩いて行ける距離にあります。以前の老健は、私の家からはバイクで近かったものの、最寄り駅からはかなり遠くて、姉にとっては少し不便でした。
この施設さんに移ってからは、姉も気軽に来れるようになり、結果的に私にとっても都合が良くなりました。いつでも顔を見に行けるという安心感は、想像以上に大きいです。仕事の合間に「ちょっと様子を見てくるか」とパッと立ち寄れるこの環境は、本当にありがたいですね。
家族の手間を減らす、3万円のお小遣い制度
これは入居してから「あって良かった!」と心から実感したことなのですが、「3万円のお金を預けておくと、日用品などを施設側で代わりに購入してくれる」という制度があるんです。
以前の老健では、例えば「マスクを1枚持ってきてください」「リップクリームを1本お願いします」と、その都度電話連絡がありました。もちろん必要なものなのでバイクで届けに行くのですが、会社から向かうこともあり、正直なところ「電話で連絡する手間も、届けに行く手間も大変だな」と感じていました。
その点、今の施設ではその必要が一切ありません。最初に3万円を預けておけば、必要なものを施設側で判断して購入し、その費用を預け金から充当してくれる。どうやら母は、そのお金で好きなおやつも買ってもらっているようです(笑)。家族の手間が格段に減り、本人も不自由なく過ごせる。この制度は本当に画期的で、他の施設にも広まってほしいくらい便利だと感じています。