入居前はどのような状況でしたか?
母は入居当時89歳で、要支援2の認定を受けていました。認知症はありませんでしたが、杖がないと歩行が難しい状態で、マンションで一人暮らしをしていました。自立できる部分もあったものの、一人での生活はもう限界だろうと感じていました。
私は東京に住んでおり、母は「絶対に福岡は離れない」という強い意志を持っていたため、私が近くで介護をすることは物理的に不可能でした。そのため、いずれは施設にお世話になる必要があると以前から考えていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
本格的に施設探しを始めたのは2021年頃からです。それ以前の2020年頃から、母の一人暮らしに不安を感じていたため、いずれ来たる日のために情報収集はしていました。
私が遠方に住んでいるという状況が、施設探しを後押しした一番のきっかけです。自分では介護ができない分、信頼できるプロの方々にお任せするしかない、という思いで探し始めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
母を施設に入れるという決断に対して、不思議と罪悪感や葛藤はほとんどありませんでした。一番の理由は、母自身がこの施設をとても気に入ってくれたことです。本人が納得してくれたことで、私も安心して決断することができました。
むしろ、遠方に住む私にとっては、プロの方々が24時間体制で母を見守ってくださることへの安心感の方が大きく、「施設に入れていただいて本当に助かっている」という感謝の気持ちでいっぱいです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学の際に感じた不安は、はっきり言って全くありませんでした。ちょうどコロナ禍で、他の施設では面会や見学が難しい時期でしたが、こちらの施設はとても雰囲気が良く、清潔感がありました。何より、母本人が気に入ってくれたことが大きかったです。夫の両親が入っていた大手施設よりも、もう少し家庭的な雰囲気の場所を探していたのですが、その点でも私たちの希望にぴったりでした。