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さわやか直方館
に93歳・女性・要介護5で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/05/28
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

93歳・ 女性
要介護5
症状なし
車椅子
ペースメーカー
自宅(独居)
施設の対応への不信感、体調悪化と病院への緊急入院
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/07 〜 2024/10
見学をした施設:2件

見学した施設

施設名見学/入居
有料老人ホーム茶の間見学
さわやか直方館入居

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

母は、以前入院中に転倒し大腿骨を骨折してしまいました。手術はしたものの、残念ながら歩くことができなくなってしまったのです。それまでは一人暮らしをしていましたが、歩行が困難となり、私や姉も日々の生活を支えることが難しくなりました。母自身、施設への入所は本当に嫌がっていましたが、自身の状況を理解し、渋々承諾してくれました。

入居決断時の葛藤・罪悪感

本人があれほど嫌がっていた施設入所だったので、歩けなくなってしまった母の状況を考えると仕方のない選択だったかもしれませんが、どこか申し訳ない気持ちはありました。

入居後の変化

入居後の変化

母は、約3ヶ月間その施設でお世話になりました。しかし、残念ながら良い思い出ばかりではありませんでした。 入所して間もなく、母は体調の悪さを訴えていました。「点滴をしてもらえれば少しは楽になるのに」と何度も言っていたのですが、施設側はなかなか対応してくれず、具合が悪い状態が続いていたようです。私たち家族もその状況を大変心配していました。 また、母は病院から痛み止めの湿布薬を限度いっぱいまで処方してもらっていました。施設では薬は一旦預かり、必要な分だけ本人に渡すという決まりだったそうなのですが、2袋目以降、いくら頼んでも湿布を持ってきてくれなくなったと言うのです。後から考えると、職員の方が自分たちのために使っていたのではないかという疑念が拭えません。この件は姉と私で強く抗議し、最終的には無くなった分を弁償してもらい、新しく処方された分は母に一括で渡してもらうことになりました。その際には、受領証まで書かされたと聞き、驚きを隠せませんでした。 さらに信じられない出来事もありました。私が母に頼まれた歯磨き粉と少しのチョコレートを届けに行った時のことです。仕事で忙しかったため、玄関の受付の方に「母に渡してください」とお願いしてすぐに帰りました。その際、紙袋をリメイクして作った、10センチ四方ほどの可愛らしい手作りの小さな袋に入れて渡したのです。しかし、母の手元には袋ごと届かず、中身の歯磨き粉とチョコレートだけがお盆に乗せられて運ばれてきたと後で聞きました。あの袋は私が手作りしたもので、母も気に入ってくれるかと思っていたのですが…。ささやかなものではありますが、利用者の物を盗むという行為に、本当にショックを受けました。 他にも、母はペースメーカーを入れていたため、年に一度、大きな病院での検診が必要でした。施設の方が車で30分ほどの病院へ連れて行ってくれるのですが、その日はちょうどお風呂の時間と重なってしまったそうです。検診から帰ってきても、その後お風呂に入れてもらえることはなく、「もう1週間もお風呂に入っていないから、自分で自分が臭う」と嘆いていました。さらに、病院へ行く際、おむつも替えてもらえず、ガチガチに固まったおむつの不快感を訴えていました。 食事についても、例えばスパゲッティが2センチほどの長さにハサミで細かく切られていて、「何なのかわからない。食べた気がしない」とこぼしていたこともあります。飲み薬も、施設側が預かっていたのですが、1、2回飲んだだけで、残りの薬がどこへ行ったのか分からなくなってしまったとも言っていました。 姉は、施設の対応について何度も口論のようになっていたようです。

退去した理由

母はずっと体調の悪さを訴えていましたが、施設側は「ここは看取りの施設だ」と言うばかりでした。入所時には、そのような説明は一切受けていませんでした。看取りの施設だから特に治療はせず、自然に任せるというような方針だったようですが、私たちは「看取りの施設だったの?」と後から知って驚きました。 あまりにも放置されている状況に納得がいかず、私の姉が強く抗議しました。本来であれば施設と提携している病院へ行くべきだったのかもしれませんが、母が希望する病院へ連れて行ってもらうことができ、そのまま入院となりました。私たちも母の状態が良くないことは覚悟していましたが、施設でのあまりにもひどい扱いに、ただただ悔しい思いでした。結局、入院して1ヶ月ほどで母は亡くなりました。施設を出る際は、まるで喧嘩して出て行くような状態でした。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったこと

一番は、入所後に「看取りの施設だ」と告げられたことです。事前にその方針を知っていれば、また違った選択をしていたかもしれません。そして、職員による湿布薬の流用疑惑や、手作りの袋が盗まれたことは、本当に想定外の出来事で、母も私も深く傷つきました。 介護認定調査の仕事をしている友人にこの話をしたら、「どこの施設も同じようなものよ」と言われました。そんなものなのかな、と思う自分もいますが、母の人生の最後がこのような形になってしまったことは、本当に気の毒でなりません。

改善点

「体調変化への迅速な対応と説明責任」 体調が悪化している際は、適切な医療対応をお願いしたかったです。また、看取りの施設であるならば、入居前に十分な説明が欲しかったです。 「利用者の尊厳を守るケア」 湿布薬の件や私物の件、入浴やおむつ交換など、基本的なケアにおいても利用者の尊厳が守られるべきだと強く感じます。職員の方々の意識改善を望みます。 「持ち物管理の徹底」 利用者の私物を職員が流用したり、ましてや盗んだりするようなことは絶対にあってはならないことです。
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さわやか直方館
介護付き有料老人ホーム
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-
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取材して

この度は、お母様が大変辛いご経験をされた中、貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。お話を伺いながら、お母様が施設で感じられたであろうご不安やお身体の苦痛、そしてご家族様の悔しいお気持ちを思うと、胸が締め付けられる思いです。 特に、体調不良時の対応の遅れや、「看取りの施設」という重要な情報が入居前に十分に説明されていなかった点、そして職員による私物の盗難疑惑や不適切なケアは、あってはならないことだと強く感じます。 ご息女様のお話は、「施設はどこも同じ」という言葉では片付けられない、介護施設のあり方について深く考えさせられるものでした。このような悲しい体験をされる方が少しでも減るよう、弊社としても情報提供のあり方を見直し、より透明性の高い情報発信に努めてまいりたいと存じます。 お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
取材日:2025/05/28
執筆者:岸川京子

入居した施設について

空室あり
3.88
2025/06/07更新

さわやか直方館

介護付き有料老人ホーム
福岡県直方市山部
直方駅から 徒歩6分
標準プラン
-
入居金ゼロ
プラン
月額 /11万円
入居金 /0万円
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さわやか直方館

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