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さわやか桜弐番館
に94歳・男性・要介護1で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/06/16
執筆者:谷口美咲

入居者プロフィール

94歳・ 男性
要介護1
症状なし
見守り
症状なし
病院に入院している
体調を崩し病院に入院後、ご逝去されたこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/11 〜 2024/12
見学をした施設:3件

見学した施設

施設名見学/入居
ニチイケアセンターひろおもて秋田見学
有料老人ホーム ヴィレージュ見学
さわやか桜弐番館入居

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

父は病院を退院した後、しばらく自宅で一人で暮らしていました。もともと料理をするタイプではなかったので、食事も好きなものだけを偏って食べているような状況でした。 自宅での介護は、母の代から何年もかけて信頼関係を築いてきたケアチームの方々にお願いしていました。週に一度、整体師さんに来てもらってリハビリのようなこともしてもらっていたんです。父もそのチームの方々をとても信頼していて、「〇〇さん、〇〇さん」と名前で呼び合うような、家族に近い関係性を築けていました。

施設探しを始めたきっかけ

そんな中、入院していた病院から急遽退院しなくてはならなくなりました。自宅に戻っても、以前のような生活は難しい。そこで、急いで施設探しを始めることになったんです。 いくつかの施設を見学する中で、付き合いのあった老健の担当者の方から「あそこはリハビリもやっているから」と、さわやか桜弐番館さんの系列施設を勧めていただいたのがきっかけの一つです。

見学時の施設に対する不安

正直、最初に見学した時は、想像していたよりも大規模な施設だったので「どうかな?」という気持ちはありました。もう少しこぢんまりとした施設をイメージしていたんです。 ただ、見学の際に相談に乗ってくださった職員の方がとても良い方で、「うちで受け入れられますよ」という姿勢をはっきりと示してくださったんです。急いでいた私たちにとって、その一言は本当に心強く、安心材料になりました。 そして何より、私の自宅から近かったこと。これが最終的な決め手になりました。何かあった時にすぐに駆けつけられる距離というのは、やはり大きなポイントでしたね。

入居後の変化

入居後の変化

入居して一番良かったのは、食事です。父が「ここのご飯は温かくて美味しい」と言ってくれたんです。以前は簡単なもので済ませてしまっていたので、栄養バランスの取れた温かい「食事らしい食事」を毎日食べられるようになったのは、本当にありがたかったです。体調を崩す前まで、食事の時間は父にとって一つの楽しみになっていたと思います。 施設は大規模ではありますが、フロアごとにある程度完結しているような造りで、とても落ち着いた雰囲気でした。騒がしいのが苦手な父にとっては、個室で自分のペースで気楽に過ごせたのは良かったのかもしれません。

退去した理由

入居して5ヶ月ほど経った頃、父は体調を崩してしまい、病院に入院することになりました。結果的に、それが施設を退去するきっかけとなりました。 短い期間ではありましたが、今振り返ると、父にとって新しい環境に完全に慣れるのは少し難しかったのかもしれない、と感じています。 一番は、リハビリについてです。入居前は「リハビリもある」と聞いて少し期待していました。しかし、父からすると、以前自宅に来てくれていた整体師さんのマッサージに比べて物足りなさを感じていたようです。「リハビリが足りない」とこぼすこともありました。 もちろん、施設の方針として、入居者さんの体に負担がかからないように、環境に慣れるまでは無理のない範囲で、というご配慮があったのだと理解しています。ただ、父の「もう少し体を動かしたい」という気持ちと、施設側の安全を第一に考える方針との間に、少しギャップがあったのかもしれません。結果として、少しずつ歩くのが難しくなっていってしまったことには、家族として「もっと何かできたことはなかったか」と今でも考えることがあります。 また、人との関わり方も課題でした。前のケアチームとは長年の付き合いで、父も心を許していましたが、新しい施設のスタッフさんたちとは、そこまでの関係を築く前に退去となってしまいました。フロアが落ち着いている分、本人が自室から出ていかないと、なかなか他の入居者さんやスタッフさんと交流する機会が生まれにくい。イベントなどもあったようですが、父が積極的に参加するタイプではなかったこともあり、少し寂しい思いをさせてしまったかな、という気持ちもあります。 スタッフの方々が悪いとか、そういうことでは全くありません。皆さん本当に一生懸命やってくださっていました。ただ、父にとっては、信頼関係をゼロから築き直す前に時間が足りなくなってしまった、という感じでした。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったこと

一番驚いたのは、居室のトイレのドアがカーテンだったことです。プライバシーの面で、父がどう感じていたかは分かりませんが、家族としては少し気になりました。こういった細かい設備については、見学の時にもっとしっかり確認しておけばよかったな、と思っています。 また、リハビリの内容についても、具体的にどのようなことを、どのくらいの頻度で行うのかを事前にもっと詳しく聞いておけば、本人のがっかり感も少しは違ったかもしれません。
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さわやか桜弐番館の写真
さわやか桜弐番館
介護付き有料老人ホーム
標準
プラン
-
入居金0
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月額14万円
(入居金0万円〜)
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取材して

今回お話を伺ったお客様は、お父様が施設を退去され、既にお亡くなりになっているという状況にもかかわらず、一つひとつ言葉を選びながら、当時の心境を丁寧にお話ししてくださいました。 お父様が施設の温かい食事を「美味しい」と喜ばれていたエピソードを話す時の優しい声色と、リハビリが思うように進まず、結果的に体調を崩してしまったことへの無念さを語る時の複雑な心境。その両方から、お父様への深い愛情がひしひしと伝わってきました。 「施設の方々が悪いわけではないんです」と繰り返しながらも、家族として「もっと何かできたのではないか」と考え続けるそのお気持ちは、多くの方が抱える葛藤だと思います。 今回のお話は、施設選びにおいて、本人の性格や意欲と、施設の提供するサービス内容(特にリハビリや交流の頻度)をすり合わせることの重要性を教えてくれます。お客様の貴重な体験談が、今まさに施設選びで悩んでいる方々にとって、一つの道しるべとなることを願っています。
取材日:2025/06/16
執筆者:谷口美咲

入居した施設について

空室あり
3.6
2025/06/05更新

さわやか桜弐番館

介護付き有料老人ホーム
秋田県秋田市卸町
羽後牛島駅から 徒歩11分
標準プラン
-
入居金ゼロ
プラン
月額 /14万円
入居金 /0万円
さわやか桜弐番館の外観の写真
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さわやか桜弐番館

こちらは 秋田県秋田市 の地域密着型の施設です。
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