施設探しを始めたきっかけ
父は88歳で、以前は自宅で一人で暮らしていました。私が車で2、30分ほどの距離に住んでいるので、ご飯を作って持って行ったり、様子を見に行ったりしていました。でも、少しずつ認知症の症状が出始めてしまってトイレの失敗なども見られるようになり、「もう一人で生活させておくのは難しいな」と感じるようになりました。県外に住む兄もすぐには来られない状況でしたので、私が中心となって施設を探し始めることにしました。
入居決断時の葛藤・罪悪感
施設に入れることに対して、正直なところ罪悪感のようなものはあまりありませんでした。というのも、「このまま一人で暮らさせるのは無理だ」と強く感じていたので。きちんと食事が出て、安全に暮らせる環境に移る方が、父自身のためになると確信していました。幸い、父も特に抵抗することなく、「家に帰りたい」などと言うことも一度もなく、すんなりと入居を受け入れてくれました
見学時の施設に対する不安
見学に行った際、施設長さんが思ったよりも若く、50代や60代の方を想像していましたが、実際は私より年下の40代くらいの方でしたので、正直なところ、最初は少しだけ「経験は十分なのかな?」という気持ちもありました。
また建物も築10年くらいと新しく、清潔感がありその点は満足でしたが、お部屋は個室になるので「一人でいる時間が長くなってしまうのかな?」と少し心配になりました。あと施設のすぐ近くに牧場があったので、「風向きによっては匂いがするのかな?」とも思いましたが、それ以外に特に気になる点はありませんでした。