何よりも優先したのは「費用」の問題でした
先ほどもお話しした通り、私たちにとって施設選びで一番重要だったのは「費用」です。父の年金で賄える範囲で、というのが絶対条件でした。
正直なところ、費用を最優先にすると、選択肢はかなり限られてきます。その中で、父が安心して暮らせる環境で、かつ私たちの予算に見合う場所を探すのは、簡単なことではありませんでした。
『アネシス大津京』さんは、その厳しい条件をクリアしてくれた施設です。もちろん、安ければ良いというわけではありません。しかし、経済的な負担をクリアできたからこそ、他の良い面にも目を向ける余裕が生まれたのだと思います。私たち家族にとって、ここはベストな選択でした。
建物の綺麗さと、気さくなスタッフの人柄
最終的な決め手の一つは、見学で感じた「空気感」でした。建物全体がとても綺麗で清潔感があったことは、毎日過ごす場所として非常に魅力的でした。
そして、その安心感を確かなものにしてくれたのが、寮長さんをはじめとするスタッフの方々の人柄です。決して堅苦しくなく、とても気さくに話をしてくださったことで、「ここなら父も構えずに生活できるかもしれない」と感じることができました。
いくら設備が立派でも、働く人が事務的だったり、雰囲気が暗かったりしたら、大切な家族を預けることはできません。見学の短い時間ではありましたが、スタッフの方々の温かい対応に触れ、ここなら大丈夫だという確信を持つことができました。
父の自立心を尊重できる「サ高住」という選択肢
父は入院するまで、長年一人で自分の力で生活してきました。だからこそ、施設に入居するからといって、全ての自由がなくなり、管理されるだけの生活になってしまうのは、父のプライドが許さないだろうと感じていました。
その点、今回お世話になっている『アネシス大津京』さんは、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」です。介護が必要な時はサポートをお願いできますが、基本的にはプライベートな個室で自立した生活を送ることができます。これは、一人暮らしの延長線上のような感覚で暮らせる、父にとって理想的な環境でした。
実際に入居してからも、レクリエーションへの参加を無理強いされることはなく、本人のペースを尊重していただいているようです。父のこれまでの生き方を大切にし、「できることは自分でしたい」という気持ちを尊重できる。この「サ高住」という選択肢が、父の心穏やかな日々に繋がっているのだと感じています。