面会も食事も自由。母に優しい「ゆるい」施設
見学した他の施設の中には、面会時間が1日何分まで、とか、食べ物の持ち込みはダメ、とか厳しい制限があるところもありました。でも、ここは面会時間も人数も特に制限がなく、予約もいりません。食品の持ち込みも、薬や栄養ドリンク以外は比較的自由です。冷蔵庫も持ち込めたので、母が好きなパンや牛乳、コーヒーなどを差し入れできるのが助かっています。外出も付き添いがいれば可能ですし、外食も特に止められません。「今日は外食するから食事はいりません」と伝えれば対応してくれます。この『ゆるやかさ』が、施設という環境の中でも、母にとってはストレスなく過ごせる大きな理由になっていると思います。
優しいスタッフと融通の利く施設長。安心できる「人」の温かさ
見学の際に、施設長さんがとても優しくて話しやすい男性の方だったのが印象的でした。実際に入居してからも、スタッフの皆さんが本当に親切で、入居者に対して頭ごなしに否定したりせず、丁寧に対応してくださいます。「〇〇しましょうよ」と優しく声をかけてくれる感じです。周りには気を遣う性格なので、施設では穏やかに過ごしているように見えるみたいです。職員さんにも「扱いやすいですよ」なんて言われるくらい(笑)。スタッフの方々の優しい声かけのおかげで、母も機嫌よく過ごせている場面が多いと感じます。以前、スタッフの入れ替わりが激しい時期もありましたが、今は落ち着いていて、上に立つ方の指導が良いのだろうなと感じています。こういう人の温かさがあるから、安心して母を任せられます。
気負わない雰囲気。ちょうど良い「居心地の良さ」
いくつか施設を見学しましたが、ここは費用が比較的高すぎず、予算内で十分に賄える範囲でした。これは本当にありがたいことです。また、見学した時に、他の入居者さんの雰囲気が、母と合わないかもしれないと感じた施設もあったんです。すごく裕福そうな方ばかりだと、母も気後れしてしまうかもしれないし、逆に自慢話ばかりするようなタイプでもないので…。ここは、皆さん普通の感じで、服装なども含めて母と同じような価値観の方が多く、気負わずに過ごせそうだと感じました。長く生活する場所なので、こういう周りの方との『居心地の良さ』も大事なポイントでした。
セキュリティや見守り体制への信頼
施設の入り口はパスワードがないと開かない仕組みになっていて、面会者もインターホンで確認してから開けてくれるので、セキュリティ面は安心です。夜間の見回りや、日中の検温・脈拍チェック、かかりつけ医の定期的な訪問、ベッド脇のナースコールなど、基本的な見守り体制が整っているのも心強いです。母はまだナースコールを使ったことがないようですが、何かあった時にすぐに対応してもらえるという安心感があります。保険証などの大事な書類も、事務室で一人ひとりきちんと管理してくれているのも、細かい点ですが信頼できるなと感じています。ぐちゃぐちゃにされていたら、不安になりますからね。