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ご長寿くらぶ土浦・小松
に87歳・女性・要介護3で入居していた方へのインタビュー

取材日:2025/04/25
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

87歳・ 女性
要介護3
症状なし
歩行器
症状なし
自宅(独居)
転倒による腰椎骨折での入院、医師からの自宅生活困難との判断
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2023/10 〜 2024/06
見学をした施設:3件

見学した施設

施設名見学/入居
プラザマアム桜ケ丘見学
ふるさとホーム土浦見学
ご長寿くらぶ土浦・小松入居

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

おととしの秋、母が団地のゴミ出し中に自転車にぶつかって腰の骨を2本も折ってしまい、入院することになりました。担当医の先生からは「もう一人暮らしは難しいし、階段は絶対にダメ」とはっきり言われてしまって…。母はエレベーターのない団地の4階に住んでいたので、自宅に戻るのは不可能でした。

施設探しを始めたきっかけ

私の家も階段があるので同居は難しく、私の姉妹は遠方に住んでいて頼れる状況ではありませんでした。病院からは早く退院先を探すように言われ、病院の方にも協力してもらいましたが、なかなか条件に合うところが見つからず、自分たちで介護施設の検索サイトを使って探し始めました。それが施設探しを始めたきっかけです。

入居決断時の葛藤・罪悪感

母本人は、事故さえなければまだ暮らせたのに、と事故相手を恨んでいて、「絶対に家に帰りたい」の一点張りでした。長年住み慣れた場所や友人から離れたくない気持ちは痛いほど分かりましたが、現実問題として難しい状況でした。 正直なところ、客観的に見ても足が上がらず、車の乗り降りも大変な状態で、4階までの階段昇降は到底無理なのは明らかでした。 病院の担当者の方にも「お母さんの意見も大事だけど、お世話をする娘さんが無理なく関われるように考えないと後々大変ですよ」とアドバイスをいただき、私の家の近くで施設を探すことに決めたんです。母には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、「しょうがない」と割り切るしかありませんでした。 最終的には元の家も引き払い、母も諦めてくれたようです。ただ、事故のことだけは今でも悔しいようで、私に会うたびにその話が出ますね。他には愚痴を言える相手がいないのかもしれません。

入居後の変化

入居後の変化

入居当初は心配しましたが、リハビリを頑張ったのか、要介護度が3から1に下がったんです。認知症も医師からは「出るだろう」と言われていましたが、日常生活はしっかりしています。頭ははっきりしている方だと思います。 施設での生活ですが、デイサービスにはあまり乗り気ではないようで、「部屋にいたい」と言うこともありますが、職員さんに促されて参加しているようです。部屋で一人で好きな童謡や演歌などの音楽を聴いたり、持ち込んだカラオケセットで歌ったりするのが好きなようですね。 食事は施設のものが口に合わないらしく、「パン買ってきて」「コーヒー持ってきて」と、週2回の私の面会のたびにリクエストがあります。食欲は旺盛で、冷蔵庫はいつも差し入れの食品でいっぱいです。 人前では気を遣う性格なので、施設では穏やかに過ごしているように見えるみたいですが、私には職員さんや他の入居者さんへの愚痴などもたくさん話してきます。聞き役は大変ですが、これも母なりのストレス発散なのかもしれません。 訪問美容で髪を染めたりカットしたりするのを楽しみにしているようで、おしゃれ心は健在です。月に1回くらい美容師さんが施設に来てくれて、そこで髪を染めてもらっているんですよ。だから白髪もあまり目立たなくて。母は『みんなに髪が綺麗になったって言われたわ』と嬉しそうに話してくれることもあります。わざわざ外に連れて行かなくても施設内で髪をきれいにしてもらえるのは、本当にありがたいですね。 それから、たまにですけど、マイクロバスで公園へ散歩に連れて行ってくれたり、春には施設の横にある桜を職員さんが一人ひとり付き添って見せてくれたりもしたそうです。母は歩くのがあまり好きではないので、本人は『別に…』という感じなのですが(笑)、職員の方々が手間をかけて、外の空気に触れる機会を作ってくれようとしているのは、娘としては嬉しいですし、良い施設だなと感じます。 母の介護を通して、自分の老後のことや、いざという時に頼れる子供の存在のありがたみを痛感しています。お金があっても、実際に動いてくれる人がいないとどうにもならないことってありますから。 施設に対しては、本当に安心して任せられています。スタッフの方も親切ですし、何かあればきちんと連絡もくださるので、「プロにお願いしてよかったな」と心から思っています。 もちろん、母との関わりの中でストレスを感じることもありますが、『自分がされて嫌なことはしない、嬉しいことをしよう』と心がけています。それに、介護を頑張っても亡くなった後に『あの時こうすればよかった』と後悔する方もいると聞きますが、私はそうなりたくない。だから、自分のできることは精一杯やって、できないことは諦めてもらう、と割り切るようにしています。いつ何があっても後悔しないように、ある意味『覚悟』を持って母と接しているのかもしれません。そして、何より自分が倒れてしまわないように、自分の家庭も大切にしながら、無理のない範囲で関わっていくことが大事だと思っています。

見学時の不安は解消したか

見学では、費用や設備だけでなく、施設の雰囲気、スタッフさんの人柄、ルールの自由度などをしっかり確認することが大切だと感じました。入居者の方々の表情や服装なども、意外と参考になるかもしれません。

ご長寿くらぶ土浦・小松を選んだ理由

面会も食事も自由。母に優しい「ゆるい」施設

見学した他の施設の中には、面会時間が1日何分まで、とか、食べ物の持ち込みはダメ、とか厳しい制限があるところもありました。でも、ここは面会時間も人数も特に制限がなく、予約もいりません。食品の持ち込みも、薬や栄養ドリンク以外は比較的自由です。冷蔵庫も持ち込めたので、母が好きなパンや牛乳、コーヒーなどを差し入れできるのが助かっています。外出も付き添いがいれば可能ですし、外食も特に止められません。「今日は外食するから食事はいりません」と伝えれば対応してくれます。この『ゆるやかさ』が、施設という環境の中でも、母にとってはストレスなく過ごせる大きな理由になっていると思います。

優しいスタッフと融通の利く施設長。安心できる「人」の温かさ

見学の際に、施設長さんがとても優しくて話しやすい男性の方だったのが印象的でした。実際に入居してからも、スタッフの皆さんが本当に親切で、入居者に対して頭ごなしに否定したりせず、丁寧に対応してくださいます。「〇〇しましょうよ」と優しく声をかけてくれる感じです。周りには気を遣う性格なので、施設では穏やかに過ごしているように見えるみたいです。職員さんにも「扱いやすいですよ」なんて言われるくらい(笑)。スタッフの方々の優しい声かけのおかげで、母も機嫌よく過ごせている場面が多いと感じます。以前、スタッフの入れ替わりが激しい時期もありましたが、今は落ち着いていて、上に立つ方の指導が良いのだろうなと感じています。こういう人の温かさがあるから、安心して母を任せられます。

気負わない雰囲気。ちょうど良い「居心地の良さ」

いくつか施設を見学しましたが、ここは費用が比較的高すぎず、予算内で十分に賄える範囲でした。これは本当にありがたいことです。また、見学した時に、他の入居者さんの雰囲気が、母と合わないかもしれないと感じた施設もあったんです。すごく裕福そうな方ばかりだと、母も気後れしてしまうかもしれないし、逆に自慢話ばかりするようなタイプでもないので…。ここは、皆さん普通の感じで、服装なども含めて母と同じような価値観の方が多く、気負わずに過ごせそうだと感じました。長く生活する場所なので、こういう周りの方との『居心地の良さ』も大事なポイントでした。

セキュリティや見守り体制への信頼

施設の入り口はパスワードがないと開かない仕組みになっていて、面会者もインターホンで確認してから開けてくれるので、セキュリティ面は安心です。夜間の見回りや、日中の検温・脈拍チェック、かかりつけ医の定期的な訪問、ベッド脇のナースコールなど、基本的な見守り体制が整っているのも心強いです。母はまだナースコールを使ったことがないようですが、何かあった時にすぐに対応してもらえるという安心感があります。保険証などの大事な書類も、事務室で一人ひとりきちんと管理してくれているのも、細かい点ですが信頼できるなと感じています。ぐちゃぐちゃにされていたら、不安になりますからね。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったこと

施設自体に大きな不満はありません。むしろ、入居前は介護施設って、もっとビジネスライクで、事務的な対応なのかなと勝手に想像していたんです。でも、実際はスタッフの皆さんが思った以上にすごく親切で、こまめに連絡もくださるし、対応も丁寧で。これは良い意味で嬉しい想定外の事でした。母に対しても皆さん本当に優しく接してくださっていて、中には入居者を叩いたりするような酷い施設もあると聞きますが、ここはそういう心配が全くないので、安心してお任せできています。

改善点

食事の味や量が好みに合わないようで、差し入れのリクエストが多いですね。これは改善というより、母の好みの問題かもしれませんが。 また、人前での体裁を気にする性格からか、時に私に対して無理な要求をしてくることがあります。少し困ってしまうこともありますが、これも母の性格なので仕方ないですね。もちろん、施設の方が悪いわけではありません。
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ご長寿くらぶ土浦・小松
住宅型有料老人ホーム
標準
プラン
-
入居金0
プラン
月額13万円
(入居金0万円〜)
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取材して

今回お話を伺った娘さんは、お母様への愛情と、介護の現実に対する冷静な視点をお持ちで、非常に理路整然とお話してくださいました。お母様が元の家に戻りたいと願う気持ちを受け止めつつも、ご自身の生活や他のご家族との関係性も考慮し、最善の選択をしようと奮闘されたご様子が伝わってきました。特に覚悟を以て接することができたというお話は印象的でした。施設に対する評価も具体的で、自由度の高さやスタッフの方々の人柄を重視され、結果的に満足されているご様子が印象的です。「施設にお任せして安心している」という言葉や、スタッフの方々が思った以上に親切だったというエピソードに、現在の穏やかな心境が表れているように感じました。また、ご自身の介護に対する「覚悟」や、無理なく続けるための心構えについてのお話も、これから介護に直面する方々にとって、共感やヒントを与えてくれるものではないでしょうか。今回の貴重なお話が、これから施設を探される方々の参考になれば幸いです。
取材日:2025/04/25
執筆者:岸川京子

入居した施設について

満室
2025/06/30更新

ご長寿くらぶ土浦・小松

住宅型有料老人ホーム
茨城県土浦市小松
土浦駅から 徒歩24分
標準プラン
-
入居金ゼロ
プラン
月額 /13万円
入居金 /0万円
ご長寿くらぶ土浦・小松の外観の写真
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ご長寿くらぶ土浦・小松

こちらは 茨城県土浦市 の地域密着型の施設です。
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