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ホームライフ咲花 日進
に83歳・男性・要介護1で入居中の方へのインタビュー

取材日:2025/07/09
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

83歳・ 男性
要介護1
物忘れ
自立
アルツハイマー型認知症、糖尿病・インスリン
自宅にいた(独居)
認知症が始まり、一人暮らしに限界を感じたこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/02 〜 2024/05
見学をした施設:3件

見学した施設

施設名見学/入居
グループホーム「よろこんぶ」見学
ピースホームかぐや見学
ホームライフ咲花 日進入居
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入居前に抱えていた問題

施設探しを始めたきっかけは何ですか?

父は一人で暮らしていましたが、認知症の症状が出始めてるなと感じていたんです。このまま一人で生活させていて本当に大丈夫だろうか、という不安が常にありました。 「一人暮らしだから、何かあってからでは遅い」。そう思い、施設にお願いする方が父にとって安全なのではないかと考えるようになりました。

入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?

葛藤などは全くありませんでした。 それ以上に「父が安全に、安心して暮らせること」が最優先でした。私たちがどれだけ頑張っても、24時間見守ることはできません。また、正直なところ、私たちには介護の知識がありません。例えば外出先でトイレの介助が必要になった時に「どうやって対応していいのかわからない、何かあったら怖い」という気持ちがありました。 できないことは、プロにお願いする。それが、父にとっても私たちにとっても一番良い選択だと思ったのです。

入居後の変化

入居後、どのような変化がありましたか?

とはいえ、当の本人である父は、「施設になんて行きたくない」と言っていました。長年住み慣れた家を離れたくない気持ちはよく分かります。 そこで、父の気持ちを少しでも動かすために、父が普段から「嫌だな」と感じていたことを解決する提案をしてみました。父は昔から病院が嫌いで、特に大きな病院の長い待ち時間にはいつも辟易していました。 「今度見に行く施設は、お試しで1週間、食事付きで泊まれるみたいだよ」 「それに、ここに入ればもうあの面倒な病院通いをしなくて済む。お医者さんの方が、月に2回も施設に来てくれるんだって」 この「通院しなくていい」という言葉が、父の心に響いたようです。これをきっかけに「お試し」という形で施設へ連れて行ったところ、そのまま入居してくれて今に至ります。 入居後、父の認知症はゆっくりと進んでいるように感じます。ですが、施設での暮らしを嫌がっている様子は全くありません。むしろ、ここが「自分の住まい」なのだと、ごく自然に受け入れているようです。 私たちも、頻繁に面会に行っているわけではありません。施設から定期的に報告の連絡があるわけでもなく、何か緊急のことがあった時だけ連絡が来るという形ですが、それは心から「安心してお預けができている」という信頼の証だと思っています。 面会については、父がデイサービスに行っている時間は会うことができず、それ以外の時間も午前と午後で時間が決まっているなど、一定の制限はあります。ですが、それも父が施設での生活リズムを大切に過ごしている証拠だと感じていますし、私たちも安心して見守ることができています。
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ホームライフ咲花 日進を選んだ理由

活動的な毎日を送れる、デイサービス併設の環境

デイサービスが併設されていることが、この施設を選んだ大きな決め手でした。父は週5回、併設のデイサービスに通い、レクリエーションなどに参加して日中を活動的に過ごしています。お風呂も週3回あり、そのうち2回はデイサービスで、残りの1回は居室のある施設側で、と手厚く対応してもらえているようです。これだけ充実した環境でありながら、費用が父の年金でなんとか賄える予算内だったことも、ありがたいポイントでした。

安心してお任せできる、スタッフの方々の人柄

入居してから特に良かったと感じるのは、スタッフの方々の人柄です。皆さんとても親切で、穏やかな雰囲気なので、父も安心して過ごせているようです。何かを強く強制するようなこともなく、父のペースを尊重してくださっているのを感じます。親切なスタッフの方々に見守られている。この安心感が、私たち家族にとっても一番ありがたいことかもしれません。

本人と家族の負担をなくす、手厚い訪問診療

父の入居を後押しするきっかけにもなった、訪問診療の体制も、実際に利用してみて本当にありがたいと感じています。父はもともと、大きな病院の長い待ち時間が嫌で通院を面倒に感じていたのですが、その必要が一切なくなりました。月に2回、お医者さんが施設に来てくださるので、父は施設にいながら診察を受けられます。今のところは、私たちが付き添う必要もなく、完全にお任せできています。本人の身体的な負担が減ったことが何よりです。もちろん、今後の体の状態によってはどうなるか分かりませんが、現状ではこの体制にとても助けられています。

退去検討理由・入居後のギャップ

退去を検討したことはありますか?

全体として、今の施設の対応にはとても満足しています。ただ、もし一つだけ、強いて言うならば、もう少し外へお散歩に行くような機会があれば嬉しいな、とは思います。父はもともと外に出かけるのが好きな人でしたから。 ですが、それも施設の事情を考えると、簡単なことではないと理解しています。認知症の方々を安全に外へ連れ出すには、たくさんの人手が必要です。それを考えれば、現状でも十分すぎるほど良くしていただいていると感じています。これはあくまで「もっと良くなれば」という希望ですね。
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ホームライフ咲花 日進
住宅型有料老人ホーム
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(入居金10万円〜)
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取材して

今回お話を伺ったご家族の方は、「親の安全を確保すること」を第一に考え、非常に現実的かつ合理的な視点で施設選びをされたことが印象的でした。「施設に入れることに葛藤はなかった」という言葉には、ご自身の生活を守りながら、親にとっての最善を尽くすという、強い覚悟と愛情が感じられました。 また、在宅介護の難しさとして「トイレの介助など、どう対応していいか分からない怖さがある」と率直に語ってくださったことも、介護に直面する多くのご家族が共感するポイントではないでしょうか。 介護の形は、家族の数だけあります。全てを自分たちで抱え込むのではなく、プロの力を借りて「安全」を確保することも、親孝行の一つの形なのだと、改めて気づかされるお話でした。
取材日:2025/07/09
執筆者:岸川京子

入居した施設について

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ホームライフ咲花 日進

カルミア株式会社住宅型有料老人ホーム
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こちらは 愛知県日進市 の地域密着型の施設です。
ご入居予定の方の住民票の住所は 愛知県日進市 ですか?

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「ホームライフ咲花日進」は名鉄豊田線「日進」駅から徒歩約15分、または日進市くるりんバス「日東東山」停留所前にある、住宅型有料老人ホームです。当施設にはスタッフが常駐しておりますので、体調の悪い時や緊急の時でもすぐに対応ができます。また必要に応じて協力医療機関の医師による訪問診療を利用可能。さらに訪問看護事業所もございますので、医療・介護ケアが必要な方でも安心してご入居いただけます。そのほか、おひとりでの入浴が難しい方のための介護用浴室なども完備。施設全体がご入居者様が過ごしやすいようなつくりになっていますので、安心してお過ごしいただけます。

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