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絆物語一笑
に75歳・女性・要介護1で入居していた方へのインタビュー

取材日:2025/06/25
執筆者:谷口美咲

入居者プロフィール

75歳・ 女性
要介護1
徘徊、 妄想、 物忘れ
自立
症状なし
その他施設に入居している
認知症の症状悪化、自宅での介護が困難
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2023/09 〜 2023/11
見学をした施設:1件

見学した施設

施設名見学/入居
絆物語一笑入居

入居前に抱えていた問題

施設探しを始めたきっかけ

私は名古屋に住んでいたのですが、母はもともと県外で暮らしていました。しかし、母の認知症の症状が急に進行し、私の弟の家で一時的に過ごすことになったんです。ただ、弟の家でも対応が難しくなり、急遽名古屋で施設を探すことになりました。 施設探しを始めたきっかけは、まさにその急な状況の変化でした。当時は本当にどこにも頼る場所がなく、焦っていましたね。今の施設を紹介していただき、すぐに受け入れてもらえたので、本当に助かりました。

見学時の施設に対する不安

当初、生活保護の受給も検討していたので、その枠がある施設も候補にはありましたが、待つ期間ができてしまうため、すぐに受け入れてもらえる今の施設を選びました。

絆物語一笑を選んだ理由

スタッフの対応が丁寧で優しい

スタッフの皆さんは、本当に丁寧で優しい方ばかりです。居室での面会が叶わず、母の様子を直接確認できないことには、正直なところ不安を感じることもあります。また、食事の状況など、少し不鮮明な部分があるのも気になっています。しかし、少ない面会時間の中で、母の様子を見たり、職員さんの対応を見た限りでは、日々の生活の中で母に対してしっかりと向き合い、きめ細やかなサポートをしてくださっている様子は伝わってきます。居室面会が出来ない点など、本人の生活ぶりが分かりづらい体制は改善してほしい、という気持ちはありますが、施設側の普段の対応は丁寧かつ問題もないため、退去や転居を考える、という気持ちは、今のところありません。このまま今の生活を続けてほしいと思っています。

清潔感があり、施設全体がきれい

施設はとてもきれいに清掃されていて、建物全体に清潔感が溢れています。古いというイメージは全くなく、本当に綺麗な施設だと感じます。玄関越しにしか中を見ることができませんが、そこから見える範囲でも、いつもきれいに整理整頓されている雰囲気が伝わってきます。

急な入居にも対応してもらえた

母の認知症の進行は本当に急で、私たち家族もどうすれば良いか分からず、どこにも頼る場所がなく焦っていました。そんな状況で、この施設が迅速に受け入れてくださったことには、心から感謝しています。時間がない中で、母の生活の場を確保できたことに、本当にほっとしました。あの時、この施設に出会えなければ、私たちは途方に暮れていたかもしれません。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったこと

もう少しこうなったら嬉しいな、と感じる点はいくつかあります。一番は「なぜ個室なのに部屋に入れてもらえないのだろう」という疑問です。他の施設に入っている祖母のところでは、個室でも普通に部屋に入って面会ができますし、荷物の確認などもできます。ですが、こちらの施設では玄関越しでの面会となり、長くても10分〜15分程度しか話せません。 このため、母が部屋でどんな風に過ごしているのか、何が足りないのかといったことが、私には全く確認できません。正直なところ、「母は今、どんな表情で、どんな気持ちで過ごしているのだろう」と考えると、胸が締め付けられるような思いになります。食事についても、施設の方からは「しっかり食事を摂られていますよ」と言われるのですが、実際の食事風景を見たことがないので、どのような食事をどれくらいの量を食べているのかが分からず、家族としてはどうしても気になってしまう部分です。以前、母がお腹が空いて他の入居者さんのお菓子を勝手に食べてしまったことがあり、それ以来、毎月たくさんのお菓子を持って行っています。しかし、最近はお菓子の減りが遅いと聞き、本当に食欲があるのか、きちんと食事を摂れているのか不安に感じています。遠く離れて暮らす身としては、せめて直接、母の部屋でゆっくりと話す時間があれば、その不安も少しは和らぐのに、と感じずにはいられません。 また、入居前にデイサービスがあると聞いていたのですが、コロナの影響でそれがなくなってしまったことも、正直「え?」と思ってしまいました。実は、母は施設に入居する前、一時期、弟の家に引っ越して一緒に暮らしていました。その時の環境の変化が、認知症の悪化の一因になってしまったのではないかと考えています。身体の状態が重いわけではなく、主に認知症だけが進んでしまったので、正直なところ転居を考えるほどではないのですが、だからこそ刺激が少ない今の環境が、これ以上認知症を進行させないか、という不安が拭えません。

改善点

強いて言えばですが、施設でのマスク着用について、少し引っかかりがあります。もちろん、感染症対策として理解はできるのですが、認知症の母にとって、マスクをした私の顔をきちんと認識できているのか、正直なところ分からないのです。 先日、夫が自分の母(私の義母)が入居している別の施設へ面会に行ったのですが、当日、夫はマスクを忘れてしまったので、マスクなしで対面したのです。すると、普段は夫の顔を忘れてしまっているはずの義母が、夫の顔を見た途端、自分の息子だと認識してくれた、ということがありました。認知症の症状として、家族がマスクを着けているだけでも、誰なのか分からなくなってしまう...それは仕方のないことのように思います。面会の時だけでも、マスクを外して会話できたら、もう少し質のいいコミュニケーションが出来るのではないかな、と思ってしまいます。 また、他の入居者さんたちが施設内でどのように過ごしているのか、外に出かけることはあるのかなど、入居者さん全体の様子が見えにくいことも、家族としては不安に感じる点です。母も認知症で環境の変化に弱いので、これ以上施設を変えることは考えていませんが、もう少しだけ、日々の生活の透明性があれば、より安心して預けられるなと感じています。

取材して

今回、入居者ご本人の娘様にお話を伺いました。施設の良い点だけでなく、ご家族として感じている不安や疑問についても率直に話してくださったことに感謝いたします。特に、個室への入室制限や、入居者の方々の普段の生活の様子が見えにくい点については、施設選びをされている他のご家族の方にとっても、共感できる部分が多いかと感じました。ご家族としては、大切な方が施設でどのように過ごしているのか、些細なことでも知りたいと思うのは当然の気持ちです。お客様のお話からは、お母様への深い愛情と、安心して過ごしてほしいという切実な願いが痛いほど伝わってきました。 施設スタッフの方々の丁寧な対応は素晴らしいと伺っており、その点が高く評価されているからこそ、今回お聞かせいただいたご指摘について、少しずつでも改善に向かうことを願ってやみません。ほんの少しの透明性が高まることで、ご家族の安心感は格段に増し、それが結果的に施設への揺るぎない信頼にもつながるはずです。利用者様がより快適に、ご家族がより安心して預けられる環境へと、今後さらに進化していくことを期待しております。 お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
取材日:2025/06/25
執筆者:谷口美咲

入居した施設について

3.9

絆物語一笑

住宅型有料老人ホーム
愛知県名古屋市港区油屋町
荒子川公園駅から 徒歩13分
標準プラン
-
入居金ゼロ
プラン
月額 /15万円
入居金 /0万円
絆物語一笑の外観の写真
絆物語一笑の居室内設備の写真
絆物語一笑の屋内共用部の写真
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