あんしんらいふ守口
に86歳・男性・要介護1で入居中の方へのインタビュー

叔父はもともと、叔父の妹である僕の叔母と、叔母の家で一緒に住んでいたんです。施設を探すことになった直接のきっかけは、その叔母が入院したことでした。 叔母が家の階段から落ちてこけてしまって、半年くらい入院することになったんです。無事退院して帰ってくるとなったんですが、その後の生活をどうするか、という話になって。退院した叔母と叔父が、これまで通り同じ空間で生活するのは、少し難しいかなと。 そこで、叔父に施設の方へ移ってもらうのはどうか、という話になったのが始まりです。

もちろん、叔父本人に施設の話をした時は、もう、かなり嫌がってましたね。説得するところからのスタートでした。 ただ、僕たち家族としては、正直なところ、施設に入ってもらうことへの罪悪感みたいなものは特になくて。むしろ「ぜひとも入ってもらいたい」という感じだったんです。これからの叔父の生活や、退院してくる叔母のことを考えると、それが一番いいだろうと。 だからこそ、叔父が安心して暮らせる良い施設をと、真剣に探し始めました。

あれだけ嫌がっていた叔父ですけど、入居後は普通に馴染んでいきました。 何より、施設に入ってからの方が元気になったように思います。顔色も良くなりましたしね。スタッフの方々がしっかり見てくださっているおかげで、食事もきちんと三食摂れているようです。 それに、施設の方が付き添ってくれて、週に一回か二週に一回くらいは買い物にも連れて行ってもらっているみたいです。 僕たち家族も、今は本当にお任せできているので安心です。何かあった時だけ連絡をいただく、という感じですね。病院へ行く時は僕たちが付き添いますが、それも月に一回くらいなので負担もないですし、たまにはそうやって外に連れ出して様子を見るのもいいかなと思っています。

施設の見学は、今の施設と、もう一軒だけ行きました。 二軒を比べて、今の施設に決めた理由は施設の中に「喫煙室」があったからです。叔父はタバコを吸うんでね。 見学に行った時にそれを見つけて、それがもう決め手ですね。それくらい、僕たちにとっては大きなポイントでした。

この施設を選んだ一番の、そして決定的な理由は、やはり喫煙室があったことです。 叔父はタバコを吸うので、喫煙できる場所があるというのは、施設を選ぶ上での絶対条件に近いものでした。実際に他の施設も探しましたが、喫煙できるところはかなり限られてきます。 見学に行った時に喫煙室がちゃんとあるのを見て、家族で「ここしかないな」と。まさにそれがもう決め手ですね。

面会がしやすい、というのもこの施設にして良かった点です。 もちろんお食事の時間とか、そういうタイミングは外しますけど、それ以外は特に厳しい制限がないんです。いつでも自由にどうぞ、という感じですね。 僕たちも頻繁に行けるわけではないですが、それでも「いつでも行ける」という安心感は大きいです。月に一度の通院の付き添いで顔を合わせる機会はありますが、それ以外でも様子を見に行けるのはありがたいですね。 こういう自由な雰囲気が、家族としてはすごく安心できます。

建物自体が快適なのも、良かったなと思う点です。 比較的新しい建物で、廊下なんかも広々と造られています。玄関も空調が効いていますし、全体的に気持ちのいい空間ですね。 それに、費用面も。新しい施設なので少し心配していましたが、思ったより電気代もそんなにかかってないみたいですし、想定していた範囲で収まっています。 叔父本人も思ったより快適に過ごしてるんじゃないかなと僕は思っています。

いや、特にないですね。もともと過剰な期待とかもしていなかったので、「こんなものかな」という感じです。 むしろ預かっていただけるだけでもありがたい、という気持ちなので。安心して任せられているのが一番ですね。

ご家族の入院という予期せぬ出来事をきっかけに始まった、叔父様の施設探し。お話を伺い、ご家族がそれぞれの生活を尊重し、皆にとって最善の形を模索された結果なのだと感じました。 特に印象的だったのは、「決め手は喫煙室だった」という明確な言葉です。ご本人の長年の習慣を大切に考え、それを尊重できる場所を探し抜いたご家族の想いが伝わってきました。 「預かっていただけるだけでもありがたい」という言葉の裏には、現在の施設のスタッフの方々への深い信頼と、元気に過ごされている叔父様への安堵の気持ちが込められているように感じました。