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アルト 有料老人ホーム グランツ
に76〜80歳・男性・要介護3で入居していた方の退去理由インタビュー

住宅型有料老人ホーム
投稿日:2026/02/19
男性
76〜80歳 / 男性 / 要介護3 / 実の父母

入居者プロフィール

症状なしせん妄異食幻覚・錯視自傷・他傷行為食事・入浴・服薬の拒否昼夜逆転物忘れ暴力行為妄想徘徊暴言その他
症状なし見守り自立車椅子手引/伝い歩き寝たきり歩行器
誤嚥性肺炎
病院に入院していた老健に入居していたその他施設に入居していた自宅にいた(同居)自宅にいた(独居)
医療的ケアの限界から衰弱が進み、施設で逝去したこと

アルト 有料老人ホーム グランツを
退去した理由

退去の理由は、父が施設で亡くなったためです。亡くなる少し前に、食事中に誤嚥を起こしてしまい、そこから誤嚥性肺炎を発症しました。水を飲むこともままならなくなり、口から栄養を摂ることができなくなってしまったのです。 父は生前から延命治療を望んでいなかったので、胃ろうなどはせず、点滴だけで栄養を補給することになりました。しかし、お世話になっていたのは医療施設ではなく介護施設だったため、保険適用の関係で点滴が打てるのは1ヶ月のうち14日間だけという制約があったのです。単純に考えると、2日に1回しか栄養を補給できない状況でした。そこから父は徐々に衰弱していき、安らかに息を引き取りました。

入居前に抱えていた問題

入居前はどのような状況でしたか?

父が施設にお世話になり始めたのは、79歳の時でした。要介護3の認定を受け、少し認知症も進んでおり、私の母のことしか分からないような状態でした。普段の移動は杖や歩行器を使っていましたが、性格は昔ながらの、いわゆる「昭和の頑固者」です。 実は、本格的に入居先を探す2年ほど前から、いくつかの施設でデイサービスなどを試していました。しかし、父は「俺はこんなとこ痛くない!早く家帰る!」と大暴れしてしまい、施設の方から「うちでは受け入れられません」と断られてしまうことが何度かありました。正直なところ、「こんな親父を受け入れてくれる施設なんて、あるのだろうか」と、途方に暮れるような気持ちでいました。

施設探しを始めたきっかけは何ですか?

本格的に施設探しを始めなければならなくなった直接のきっかけは、母の病気でした。母が肺がんと脳腫瘍を患い、入院して治療に専念することになったのです。そうなると、認知症のある父を一人で家に残しておくことはできません。以前からぼんやりと考えていた施設入居が、いよいよ現実的な選択肢として目の前に迫ってきた、という状況でした。 過去に他の施設で断られた経験があったため、父が馴染める場所を見つけるのは簡単ではないと覚悟していましたが、母の治療のためにも、父が安心して暮らせる場所を早急に見つける必要がありました。

入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?

入居に対する罪悪感というよりは、父を受け入れてくれる場所が見つからないことへの焦りと、父に対する申し訳なさのようなものが入り混じった、複雑な心境でした。他の施設で大暴れしてしまった時のことは、今思い出しても少し恥ずかしい気持ちになります。そんな父でしたから、無理やり施設に入れること自体が可哀想だという気持ちもありました。 しかし、今回お世話になった施設を見学した時、父が「いや、ここええわ」と、すんなり気に入ってくれたんです。その一言を聞いた時、ずっと心の中にあった重荷がすっと軽くなるのを感じました。ようやく父が心穏やかに過ごせる場所が見つかったと、心から安堵した瞬間でした。

見学時、施設に対する不安はありましたか?

見学の際、施設の建物やスタッフさんの対応に、特に不安を感じることはありませんでした。むしろ、私たちの不安はただ一点、「父がここを気に入ってくれるか、そして受け入れてもらえるか」という点に尽きました。過去に断られた経験が頭をよぎり、「また同じことになったらどうしよう」と、こちらが緊張していたほどです。

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入居後の変化

入居後、どのような変化がありましたか?

入居後の父は、とても穏やかに過ごしていました。ヘビースモーカーだったのですが、スタッフさんがきちんと管理してくださる中でタバコを吸える時間を楽しみにしていたようです。「ここはいつでもタバコが吸えるし、美味しい」なんて言って、満足げな顔をしていました。 何より嬉しかったのは、私のことを思い出してくれたことです。入居前は私のことも分からなくなっていたのに、面会に行くと「あ、あれ、俺の息子や!会いに来てくれたんや!」と顔を輝かせ、「お、タバコ吸おう!」と誘ってくれました。父と一緒にタバコを吸いながら、「親父、俺のこと思い出してくれたんか」と、思わず涙がこぼれたのを覚えています。 スタッフの皆さんも本当に親身で、まるで父の親代わりのように接してくださいました。コロナ禍でアクリル板越しの面会しかできなかったのですが、私たちが話している様子を少し離れた場所からそっと見守り、私が帰った後には「今日は息子さんが来てくれたんですよ。良かったですね」と父に声をかけてくださっていたそうです。そうした細やかな心遣いに触れるたび、ここに父を預けて本当に良かったと、心から感謝していました。

見学時の不安は解消しましたか?

その心配は、父が施設を気に入ってくれたことで、あっという間に解消されました。見学時に「ここええわ」と言ってくれただけでなく、入居してからも、そこがすっかり自分の家だと思い込んでいるようでした。あれほど施設を嫌がっていた父が、穏やかな表情で過ごしているのを見て、私たちの選択は間違っていなかったと確信できました。

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選んだ理由

家族の心に寄り添う、スタッフの温かい眼差し

スタッフの皆さんの対応は本当に素晴らしかったです。父のことを、まるで自分の親のように大切に介護してくださいました。特に印象に残っているのが、コロナ禍での面会の時のことです。アクリル板越しでしか会えない私たち家族の様子を、邪魔にならないよう離れた場所からじっと見守ってくださり、私が帰った後には、父に「息子さんが来てくれて良かったですね」と優しく声をかけてくれていたそうです。そうした温かい心遣いが、離れて暮らす私たち家族にとって、何よりの安心材料でした。

頑固な父が心を開いた、本人に寄り添う姿勢

他の施設では「家に帰る!」と大暴れしていた父が、この施設だけは「ここええわ」と素直に受け入れてくれました。その理由は、スタッフの方々が父の性格や個性を理解し、尊重してくださったからだと思います。例えば、父は大変なヘビースモーカーでしたが、施設では健康管理をしつつも、父がタバコを吸う時間をきちんと確保してくれていたました。画一的なルールで縛るのではなく、一人ひとりの入居者に寄り添う姿勢が、頑固な父の心を開いてくれたのだと感じています。

忘れていた記憶を呼び覚ましてくれた、穏やかな環境

入居前、父は認知症が進み、私のことも分からなくなっていました。それが、この施設で暮らし始めてから面会に行くと、「俺の息子や!」と、はっきりと思い出してくれたのです。父と二人で泣きながらタバコを吸ったあの日のことは、一生忘れられません。専門的な認知症ケアがあったわけではないかもしれませんが、穏やかで安心できる環境が、父の心に良い影響を与え、忘れていた大切な記憶を呼び覚ましてくれたのではないかと思っています。家族にとって、これ以上ない喜びでした。

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改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったことはありましたか?

一番想定外だったのは、やはり父が私のことを思い出してくれたことです。認知症が進む中で、失われた記憶が戻ることはないだろうと思っていたので、これは望外の喜びでした。 一方で、全く予期していなかった残念な点もありました。それは、施設の設備面、特にエレベーターの問題です。普段の生活では全く気にならなかったのですが、父が亡くなり、ご遺体を運び出すという最後の最後になって、その問題に直面することになりました。

施設への改善点はありますか?

スタッフの皆さんには感謝しかありませんが、施設に対して一つだけ改善をお願いしたい点があります。それは、エレベーターの広さです。実は、ここのエレベーターはストレッチャーが入らないほど小さいのです。 父が亡くなった時、葬儀社のストレッチャーをエレベーターに乗せることができず、職員の皆さんがご遺体を袋に入れ、担いで運んでくださいました。そして、エレベーターの中では、まるでミイラのように縦に立てて降ろしたのです。その光景を見た時、「なんで親父をこんな形で運ばなければならないんだ」と、何とも言えない悲しい気持ちになりました。 亡くなった時だけでなく、寝たきりの方が緊急搬送される時なども同じ状況のはずです。普段は階段を使って、職員さんたちが「よいしょ、よいしょ」と運んでいると聞きましたが、入居者の安全と尊厳のためにも、ストレッチャーが入る大きさのエレベーターは不可欠ではないかと感じました。

取材者のコメント

お亡くなりになったお父様への深い愛情が、お話の端々からひしひしと伝わってくる取材でした。特に、施設に入居後、お父様がご自身のことを思い出してくれたという「涙のタバコ」のエピソードは、お話を聞いているこちらも胸が熱くなる思いでした。施設のスタッフの方々への心からの感謝と、その一方で、最後の最後に直面した設備面での改善点を冷静に語られる姿に、ご家族として真摯に介護と向き合ってこられた歳月がうかがえました。この貴重な体験談が、同じように施設選びに悩む方々の心に届き、大切なご家族にとって最良の選択をするための一助となることを願っております。
取材日:2026/01/28
執筆者:伊藤 結衣

見学した施設

施設探しをしていた時期:2019/09 〜 2021/09

施設の基本情報

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株式会社 メディ・エイド住宅型有料老人ホーム
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