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シェアハウス徒然
に92歳・女性・要支援2で入居中の方へのインタビュー

取材日:2025/12/19
執筆者:谷口美咲

入居者プロフィール

92歳・ 女性
要支援2
症状なし
自立
症状なし
自宅にいた(同居)
家族の介護負担が大きくなったこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2022/05 〜 2023/12
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入居前に抱えていた問題

施設探しを始めたきっかけは何ですか?

母は90歳を過ぎ、長男一家と同居していました。年齢とともに少しずつお世話が必要になり、家族みんなで支えてはいたものの、だんだんと介護の負担が大きくなってきたのが実情です。私たち家族から「そろそろ施設という選択肢も考えてみない?」と母に提案したのが、施設探しを始めるきっかけでした。

入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?

母の抵抗は想像以上でした。「自分の家なのに、どうして出ていかなければいけないの」と、長年暮らした家への強い執着を繰り返し口にしていました。 説得には1年以上かかったと思います。最初は私と姉妹で話をしていましたが、なかなか前に進まず、最終的には兄弟みんなで集まって家族会議を開きました。「お母さんが気に入る施設を一緒に探そう。終の棲家として、楽しめる場所を見つけよう」と粘り強く話し合うことで、ようやく母も少しずつ前向きな気持ちになってくれました。本人が施設探しに同行してくれるようになってからは、数ヶ月で入居先を決めることができました。

見学時、施設に対する不安はありましたか?

見学を始めたばかりの頃、母の心は施設への強い拒否感と不安でいっぱいでした。「なぜ、自分の家なのに出なきゃいけないの?」と繰り返す母にとって、施設は「家を追い出される場所」のように映っていたのだと思います。長年住み慣れた家への執着は凄まじく、ここを離れたら「捨てられてしまうのではないか」という悲痛な思いを抱えているのが痛いほど伝わってきました。 また、母には大切にしていた居場所がありました。ずっと通い続けているデイサービスです。そこに行けなくなることで、仲の良いお友達や馴染みのスタッフさんとの繋がりがすべて断ち切られてしまうことを、何よりも恐れているようでした。 私たち家族としても、当時はコロナ禍で面会が厳しく制限されていたため、そんな母を外部から隔離されたような不自由な場所に閉じ込めることにならないか、という不安が常に頭を離れませんでした。

入居後の変化

入居後、どのような変化がありましたか?

入居当初はちょうどコロナ禍が深刻だった時期で、面会も厳しく制限されていました。母は「自由がない」と少し不満を漏らしていましたが、私たち家族にとっては、それだけ感染対策を徹底してくれているのだと、むしろ安心材料に感じていました。 今では、母もすっかり施設での生活に慣れたようです。95歳になった今も認知症の気配は全くなく、スマホをサクサク使いこなすほど元気でいてくれるのが何より嬉しいです。 もちろん、食事の味付けがいつも同じだとか、施設のルールが厳しすぎるといった細かな不満は今でも口にしますが、それも元気に過ごしてくれている証拠だと思い、「はいはい」と聞き流しています。完食していると聞くと、なんだか微笑ましくも思えます。 身体的な衰えに合わせて、長年通っていたデイサービスも、無理のない範囲で続けられるよう配慮していただいています。本人の意思を尊重しながら、暮らしをサポートしてくださることに、家族としてとても感謝しています。

見学時の不安は解消しましたか?

そんな母の頑なだった心と、私たちの心配が少しずつ解けていったのは、シェアハウス徒然を見学した時に、「安心」に触れることができたからです。 一番のポイントは、母がお気に入りのデイサービスを、入居後もそのまま続けられるとわかったことでした。「あそこなら、ここから迎えに行けるよ」と具体的なお話をいただいたとき、母も少し納得できた様子でした。 さらに、施設内の清潔な雰囲気や、お部屋の窓から見える桜の木といった景観を母自身の目で確かめたことで、「ここなら環境が変わっても楽しめるかもしれない」と、ようやく前向きな言葉がこぼれるようになったのです。 あんなに厳しくて不自由だと思っていたコロナ禍の管理体制についても、実際に様子を見るうちに、「これだけ徹底しているなら、母をしっかり守ってもらえる」という家族側の確信に変わりました。 こうして一つひとつ不安が解消されたことで、母も私たち家族も、ここを「終いの棲家」にしようと心から納得して決断することができました。
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シェアハウス徒然を選んだ理由

慣れ親しんだデイサービスを続けられる安心感

施設選びで母が最もこだわったのが、「これまで通っていたデイサービスを続けられること」でした。新しい環境に飛び込むのは、誰にとっても不安なものです。特に母にとっては、そこでできたお友達との繋がりが、日々の大きな楽しみであり、心の支えになっていました。 他にもいくつか良いなと思う施設はあったのですが、見学した中で、今のデイサービスへの送迎に対応してくれるのはここだけでした。「あのお友達と会えなくなるのは嫌」という母の気持ちを最優先できたことが、最終的な決め手になりました。環境の変化を最小限に抑えられたのは、本当に良かったと思います。

トラブルを未然に防ぐ、家族にとっては安心なルール

入居者同士の部屋の行き来や、食べ物のやり取りが禁止されているなど、一見すると少し厳しいかなと感じるルールがあります。母も当初は「堅苦しい」と不満を口にすることもありました。 しかし、私たち家族の立場からすると、これは非常に安心できるポイントです。集団生活では、ささいなことから「物がなくなった」「もらったものを食べて体調を崩した」といったトラブルが起こりがちです。そうした問題を未然に防ぐための明確なルールを設けて徹底してくれていることは、運営方針への信頼につながりました。母の安全な暮らしを守るための配慮だと理解しています。

本人が「ここなら」と思えた、清潔で心地よい空間

どれだけ家族が良いと思っても、最終的にそこで暮らすのは本人です。だからこそ、母自身が「ここなら住んでもいいかな」と思ってくれるかどうかは、何よりも重要でした。 この施設は、見学に訪れた際、建物全体がとても綺麗で清潔感があったのが印象的でした。また、館内の窓から桜の木が見えるなど、周辺の環境も落ち着いていて心地よかったです。長い間入居に抵抗していた母が、その景色や雰囲気を気に入ってくれたようで、「ここなら」と納得してくれた時には、心から安堵しました。

退去検討理由・入居後のギャップ

退去を検討したことはありますか?

施設での生活には全体的に満足していますが、一つだけ、家族として大きな不安を感じた時期がありました。昨年末から今年の初めにかけて、職員の方々が相次いで退職されたのです。母からも「あの人もこの人も辞めてしまって、この施設はどうなるのかしら」と聞き、私たちも「一体何があったのだろう」と心配になりました。その際、施設側から詳しい説明がなかったことも、不安を大きくした一因かもしれません。 ただ、現在は新しい職員の方々が加わり、落ち着きを取り戻しているようです。いつ施設を訪れても、皆さん笑顔で気持ちよく挨拶してくださるので、今は安心して母を任せられています。スタッフの皆さんが長く安心して働ける環境であり続けてほしいと願っています。
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1年以上にわたり、お母様が心から納得できる場所を根気強く探し続けられたお話が非常に印象的でした。お母様の気持ちに寄り添いながらも、ご家族としては施設のルールや運営方針を冷静に評価し、安心できる点を見出されていることに、施設選びのヒントがたくさん詰まっていると感じます。 施設への感謝だけでなく、一時期の職員の方々の退職について感じたご不安も率直にお話しいただき、ありがとうございました。施設のリアルな一面として、これから施設入居を検討される方々にとって、参考になる情報だと思います。
取材日:2025/12/19
執筆者:谷口美咲

入居した施設について

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有限会社 総合医療企画サービス付き高齢者向け住宅
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こちらは 大阪府大阪狭山市 の地域密着型の施設です。
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