全室個室で、父の性格に合った暮らしができる
父はもともと人見知りであまりお喋りが得意なタイプではないので、他の入居者さんとのコミュニケーションがうまく取れるか心配でした。その点、この施設は特養では珍しい全室個室タイプだったのが大きな決め手です。トイレと洗面所も各部屋についていて、まるでビジネスホテルのような作りなんです。
自分の部屋でテレビを見たりして過ごし、お茶が飲みたくなったり、誰かと話したくなったりしたら共有のリビングに出ていく。そんな風に、自宅にいた頃と同じようなリズムで生活できるのが、父の性格に合っていたのだと思います。集団生活でありながらプライベートな空間が確保されているので、気兼ねなく、自分のペースで過ごせているようです。
淀川を望む、開放感のあるロケーション
施設の周りの環境も、選んで良かったと思う大きなポイントです。施設は淀川のほとりに建っていて、窓からの見晴らしがとても良いんです。周りに高い建物が少なく、のどかな風景が広がっているので、とてもゆったりとした気持ちになれます。都市部の住宅が密集した場所にある施設とは、開放感が全く違いますね。
屋上にはちょっとした庭のようなスペースもあって、スタッフの方が気分転換に散歩へ連れ出してくれることもあります。部屋にこもりがちな父ですが、外の空気を吸う良い機会になっており、本当にありがたいです。
家族が訪問しやすい立地と自由な面会
私と兄、どちらの家からもアクセスしやすい場所というのも、施設選びでは重要な条件でした。ここは私たちの家の中間地点にあたり、父がもともと住んでいた高槻市内だったこともあり、地理的な条件がぴったりでした。
コロナ禍では面会に制限がありましたが、今ではすっかり自由になり、受付で手続きをすれば父の部屋まで直接会いに行けます。時間制限なども特にないので、私たちの都合の良い時に訪ねて、ゆっくりと一緒に過ごせるのが嬉しいです。気軽に顔を見に行けることで、父も安心しているのではないかと思います。
デイサービスからの利用でスムーズな入居へ
今思えば、入居前にここのデイサービスやショートステイを利用していたことが、何よりもうまくいった理由だと感じています。最初はデイサービスに行くことすら強く拒否していた父ですが、スタッフの方々の丁寧な関わりのおかげで、少しずつ慣れていってくれました。
お泊りを何度も経験していたことで、施設での生活リズムや顔なじみの関係ができていたため、本格的な入居へのハードルがぐっと下がりました。おかげで、入居後に環境の変化で混乱することも少なく、穏やかに新生活をスタートできたのだと思います。施設への入居を検討されている方は、まずショートステイなどを試してみるのが本当におすすめです。
家族の声に耳を傾け、真摯に対応してくれる姿勢
入居後、夜間に父が転倒したことがありました。個室だからこそ、すぐに気づいてもらえないのではないかという不安が現実になってしまったのですが、その後の施設の対応が本当に素晴らしかったです。すぐに私たち家族に連絡をくださり、担当の方と何度も話し合いの場を設けてくれました。
最終的に、私たちの不安を解消するためにベッドセンサーを新たに設置してくださるなど、親身になって個別に対応策を考えていただけたことに、本当に感謝しています。何か困ったことがあった時に、一方的に「できない」と言うのではなく、一緒に解決しようと努力してくれる。その姿勢があるからこそ、私たちは心から安心して父を任せることができています。