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スーパーコート平野
に75歳・女性・要介護4で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/06/01
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

75歳・ 女性
要介護4
物忘れ、 妄想
車椅子、 手引/伝い歩き
アルツハイマー型認知症
病院に入院している
ご逝去されたこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/10 〜 2025/01
見学をした施設:1件

見学した施設

施設名見学/入居
グループホームそら森本見学

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

母が退院することになったのですが、自宅で見ていくのが難しい状況でした。退院調整の際に先生からも施設を探すように言われ、少し焦りながら施設探しを始めました。なかなか空いている施設が見つからない状況でした。

施設探しを始めたきっかけ

仕事で一緒の方に施設の評判を聞いたのがきっかけです。「温泉もあるらしいよ」といった話も聞き、問い合わせてみました。見学した際、希望していた場所ではなかったのですが、系列の施設に空きがあると聞き、すぐに見学に行き、入居を決めました。

入居後の変化

入居後の変化

入居して感じたのは、私が思っていた生活と少し違ったという点です。母は、支えがあれば少しは歩ける状態だったので、施設で歩く練習などをして、少しでも体を動かしてほしいと思っていました。しかし、施設では「危ないから」と、ほとんど車椅子での移動になってしまいました。もう少し歩く機会を作ってほしかったのですが、安全が優先されるためか、なかなかリハビリという形での運動は進みませんでした。その結果、母の活動量は目に見えて減ってしまい、本人の意欲も低下してしまったのか、部屋で寝ていることが多くなったのが心配でした。 レクリエーションの時間もありましたが、入居者さんが65名と多く、スタッフさんの手が回っていない印象でした。母は後ろの方の席にいることが多く、前で行われている歌や体操の音が聞こえにくかったり、見えにくかったりして、一緒に楽しむという感じではありませんでした。私が行った際には母に付き添って一緒に体操をしたりもしましたが、普段はただ座っているだけのような状態だったのではないかと思います。 スタッフさんの対応についても、少し気になる点がありました。例えば、食事の介助の際、一口の量が多いと感じることがありました。また、外国人スタッフの方も多く、一生懸命やってくださってはいるのですが、言葉の壁なのか、電球の交換をお願いしてから1ヶ月もかかってしまったこともありました。緊急のことでなくて良かったですが、少し不安を感じました。 着替えについても、入居前の説明では「朝晩着替えます」と聞いていましたが、実際には汚れた時に着替える程度で、毎日着替えていない日もあったようです。母がしんどかったのかもしれませんが、説明と違う点には戸惑いました。 食事も、私が行くと食べていないことがあり、介助してやっと食べるという感じでした。促されないと食べないこともあったようで、私が行けない時間帯はあまり食べられていなかったのではないかと心配でした。亡くなる1ヶ月ほど前に、おやつの提供を勧められ、それからは栄養補助ゼリーなどを持参してお願いしていましたが、もっと早くそういった提案があれば、もう少し食べられる機会も増やせたのではないかと思いました。 補聴器をつけていないこともあり、私が一生懸命話しかけても聞こえていないこともありました。スタッフさんに聞くと「忘れてたね」ということもあり、コミュニケーションが取りづらい状況もあったようです。

退去した理由

母は入居してから約4ヶ月後に亡くなりました。入居期間中、日々の生活の細かな面で気になる点があり、実は他の施設を探し始めていた時期もありました。 しかし、最期を迎えるにあたっては、施設の方々に良くしていただきました。亡くなる日には夜も付き添うことを許していただき、穏やかに母を見送ることができました。亡くなった後も、丁寧にエンゼルケアをしてくださり、綺麗なお洋服に着替えさせてくれたり、お水を含ませてくれたりしたことには、心から感謝しています。

スーパーコート平野を選んだ理由

看護師常駐と迅速な医療連携に安心感

母は熱を出すことが多かったのですが、看護師さんが常駐してくださっていたので、何かあった時の対応は早かったです。連絡もすぐにいただけましたし、訪問医の先生との連携もしっかり取れていたように思います。体調が不安定な時期もあったので、医療面でのサポートが受けられたのは安心材料の一つでした。

面会の自由度が高く、家族との時間を大切にできた

面会時間に特に厳しい制限がなく、大勢で面会に行くこともできたのは本当に良かったです。私たち家族や親戚が時間を見つけて会いに行きやすかったのは、母にとっても私たちにとっても大切な時間でした。コロナ禍で面会制限がある時期もありましたが、それ以外の時期は比較的自由に面会できました。

しっかりとした感染症対策への取り組み

コロナ禍ということもあり、感染症対策は気になっていましたが、施設ではコロナやインフルエンザの検査を定期的に実施してくれていました。施設内で感染者が出た際には、食事を部屋で提供するなど、きちんとゾーニング対応もされていたので、その点は安心していました。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったこと

入居前の説明と実際のサービス内容、特に毎日の着替えの頻度や、母が期待していたような歩行訓練といったリハビリの方針について、当初の認識との間に違いがあった点は想定外でした。スタッフの具体的な人数体制や、入居者一人ひとりに対してどれくらい細やかに目が行き届くのか、といった点を事前に詳しく知りたかったです。また、食事量が少ない場合の具体的な対応策や、おやつ提供の可否なども、もっと早く知りたかった情報です。

改善点

もう少し個別の状況に合わせたケアを期待していました。特にリハビリや日中の活動について、本人の状態や意欲を引き出すような関わりがもっとあればと感じました。入居前の説明と実際のサービス内容、例えば着替えの頻度などについて、相違がないようにしていただきたいです。 また、スタッフ間の情報共有をより密にし、スタッフ同士のサポート体制も充実させていただきたいです。食事に関しても、本人の状態に合わせて、早い段階からおやつの提案など、柔軟な対応をしていただけると、ご家族としては安心できると思います。

取材して

この度は、お母様の介護施設でのご経験について、貴重なお話を伺わせていただき、誠にありがとうございました。お母様を想うお気持ちや、施設選びの難しさ、入居後の期待と現実のギャップなど、率直なご意見は、これから施設を検討される方々にとって大変参考になるものと思います。特に、医療面の安心感や面会の自由度といったポジティブな側面と、日中の活動や個別対応における課題の両面をお話しいただけたことで、施設選びの多角的な視点をご提供できるかと存じます。お話しいただいた内容が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
取材日:2025/06/01
執筆者:岸川京子

入居した施設について

3.94

スーパーコート平野

介護付き有料老人ホーム
大阪府大阪市平野区長吉長原
標準プラン
-
入居金ゼロ
プラン
月額 /15万円
入居金 /0万円
スーパーコート平野の外観の写真
スーパーコート平野の居室内設備の写真
スーパーコート平野の屋内共用部の写真
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