ツクイ・サンシャイン南巽
に100歳・女性・自立で入居していた方の退去理由インタビュー

母は100歳で、当時は私の兄が自宅で世話をしていました。 しかし、その兄も70代半ばになり、だんだんと体も弱ってきていました。加えて、母が自宅で転倒することが時々あり、家族としては「このままでは危ない」と感じていました。

介護を担っていた兄の体力的な負担が大きくなってきたことと、母の転倒リスクを考え、本格的に施設探しを始めました。何かあった時にすぐに対応していただけるよう、24時間体制で見ていただける「完全介護」の施設であることが条件でした。 兄が近隣の施設も見学したようですが、完全介護ではなかったため、最終的にはこちらの施設にお願いすることにしました。

施設にお願いすることについて、私や兄に罪悪感のようなものは一切ありませんでした。むしろ、プロの方にしっかりと見ていただける環境に移ることで、母にとっても私たちにとっても安心できるという気持ちの方が大きかったですね。

入居した当初、母は「友達もいないし寂しい」とこぼすこともありました。しかし、それは最初のうちだけで、その後は施設の暮らしに慣れ、「居心地がいい」と言ってくれるようになりました。 母も100歳でしたから、時に無理なお願いをすることもあったようですが、スタッフの皆さんは本当に親切で、何一つ嫌な顔をせず、すべてきちんとお世話をしてくださいました。母自身、非常に満足していたと思います。

母は昨年、施設で安らかに息を引き取りました。 亡くなる少し前に一度入院したのですが、幸い多少回復し、施設へ戻ることができました。そして、戻ってきてから1週間ほど経った頃、急ではありましたが、旅立ちました。 最期まで満足できる場所で過ごさせてあげられたこと、本当に感謝しています。

この施設にして一番良かったと感じるのは、病院との連携が非常にしっかりしていた点です。 必要な時には、提携している病院までスタッフの方が付き添いで連れて行ってくださるので、家族としては本当に助かりましたし、何より安心してお任せすることができました。 実際に入院が必要になった際も、施設側から迅速にご連絡をいただき、その後の手続きなどもスムーズに進めていただけました。高齢の母でしたから、この医療連携の手厚さは、私たち家族にとって何にも代えがたい安心材料でした。

スタッフの皆さんの人柄も、この施設を選んで心から良かったと思える点です。 母は高齢で、時には周囲から見れば無理なお願いをしてしまうこともあったようです。しかし、スタッフの方々はいつも親切で、一つひとつ丁寧に対応してくださいました。そのおかげで、母はいつも穏やかに、そして満足して過ごすことができていたのだと思います。 見学の際に感じた温かい雰囲気そのままで、本当によく見ていただけたと感謝しています。

コロナ禍の時期ではありましたが、何度か面会に行くことができました。 もちろんマスクの着用はお願いされましたが、厳格な時間制限や消毒などでガチガチに固められるような雰囲気はありませんでした。おかげで、気兼ねなく母の顔を見に行くことができ、直接本人が元気にしている様子を確認できたのは、私たち家族にとっても大きな安心につながりました。

入居当初、お部屋にテレビや冷蔵庫がなかったのですが、私たちが準備できるまでの間、施設で使っているものをお借りすることができました。 その後、こちらで用意したものを搬入する際も、きっちりとご対応いただき、非常に助かったのを覚えています。入居時のバタバタしている中で、そういった細かな部分で柔軟に対応していただけたのは、家族としてとてもありがたかったです。

特にありませんでした。むしろ私たちが思っていた以上に、母は快適に過ごさせてもらったと思っています。本当に感謝しかありません。

この度は、お母様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。 穏やかな口調で一つひとつ丁寧にお答えいただき、誠にありがとうございました。お母様が施設で満足して過ごされていたご様子や、ご家族様の安心感が伝わってまいりました。お話の最後に「そのうち私自身も…」とおっしゃっていたのが印象的で、ご本人様にとってもご家族様にとっても、信頼できる施設と出会えたことの素晴らしさを改めて感じました。