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福寿さがみ南下溝
に82歳・女性・要介護3で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/04/23
執筆者:寺門律歌

入居者プロフィール

82歳・ 女性
要介護3
物忘れ、妄想、暴力行為
車椅子
レビー小体型認知症、糖尿病・インスリン
病院に入院している
施設入居から約1年後にご逝去されたこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2023/10 〜 2024/06
見学をした施設:2件

見学した施設

施設名見学/入居
福寿よこはま港北見学
福寿さがみ南下溝入居

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

母は入居前は兄と一緒に実家で暮らしていました。当時は認知症ということはなく、週に2回ヘルパーさんに来ていただいたり、デイサービスでリハビリを受けたりしながら、身の回りのことは自分で対応していました。ただ、もともと精神的な持病があり、それが原因で3ヶ月ほど入院することになりました。

施設探しを始めたきっかけ

いざ退院というタイミングで、主治医の先生とも相談し、「退院後にまた一人で暮らすのは難しいだろう」という結論になりました。私たち家族だけでは24時間見てあげることはできません。そのため、退院と同時に施設へ移り、そのままお世話になることを決めました。

入居決断時の葛藤・罪悪感

専門の方に見ていただくのが母にとって最善だろうと、兄とも話し合い納得の上で決めたので、施設に預けること自体への罪悪感はありませんでした。 ただ、母に「施設に入ろう」と伝えたら、きっと嫌がるだろうな、というのは分かっていました。そのため、本人には何も告げずに、少し強制的に施設へ連れて行ってしまった形になります。そのことについては、今でも色々と思うところはありますね。

入居後の変化

入居後の変化

あれほど嫌がるだろうと思っていた母ですが、入居してみると、気の合うスタッフさんができたようでした。それに、もともと人付き合いが得意なタイプではないので、施設が平屋建てで大きすぎず、アットホームな規模感だったのも母に合っていたのかもしれません。 入居者さんの中でお友達もできたようで、冗談を言い合ったりして楽しく過ごしていたと聞きました。入居期間の後半は体調を崩して部屋で過ごす時間も増えたようですが、それまでは朝から夕方までデイルームに出て、皆さんと一緒に過ごしていたそうです。

見学時の不安は解消したか

見学した施設自体には、何の不安もありませんでした。スタッフさんの印象もとても良く、真面目そうな方だなと感じました。 唯一の妥協点は、自宅から少し遠いことでした。本当は自宅の近くで探したかったのですが、どうしても費用が高くなってしまいます。安全に、そして持病のことも含めてしっかりした体制で見ていただける場所、という条件を優先した結果、少し郊外のこの施設に決めました。

退去した理由

入居して1年ほど経ったクリスマスの日、母は亡くなりました。 亡くなる直前の夕飯まで、出された食事はすべて自分で完食していたと聞きました。 後から聞いた話ですが、母が亡くなったことを伝えたとき、涙を流してくださるスタッフさんがいらっしゃったそうです。それを聞いて、「ああ、母はここで皆さんと仲良く、大切にしてもらえていたんだな」と感じることができました。

福寿さがみ南下溝を選んだ理由

スタッフの方々と築けた温かい関係

母には特にお気に入りのスタッフさんがいたようで、とても友好的に、身近な感じで接していただいていたようです。母が亡くなった際に涙を流してくださったスタッフさんがいたと聞き、私たちが知らないところでも、母が深く愛され、良い関係を築けていたのだと知ることができ、本当に救われました。

母の性格に合っていた、大きすぎない規模感

大勢の中にいるのがあまり得意ではない母にとって、平屋建てで多すぎない人数の環境は、とても過ごしやすかったのだと思います。おかげで気の合うお友達もでき、冗談を言い合えるくらい、穏やかな毎日を過ごせていたようです。金額との兼ね合いでこの施設を選びましたが、結果的に母に合った環境で本当に良かったです。

本人の希望を尊重してくれた外出の機会

施設の周りは車の往来が激しく、車椅子の母が気軽に散歩に出られるような環境ではありませんでした。ですが、施設の方が「一駅先にある系列の施設で交流会があるけれど、参加しますか?」と提案してくださり、母が「行きたい」と希望すると、車で連れて行ってくれました。外に出て気晴らしをする機会をいただけたのは、とてもありがたかったです。

最後まで美味しくいただけた毎日の食事

母は好き嫌いがはっきりしていて、気に入らないものは食べない人でした。そんな母が、施設で出される食事を毎回完食していたと聞いています。施設内で調理された温かいご飯が、母の口に合っていたのだと思います。亡くなる直前まで食事を楽しめていたと聞き、安心しました。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

改善点

本当にありません。立地が少し遠かったこと以外は、何も不満に思うことはありませんでした。

取材して

お母様が亡くなられた直後にも関わらず、静かに、そして丁寧にお話をしてくださったのがとても印象的でした。ご本人に告げずに入居させたことへの葛藤を抱えながらも、お母様が施設で楽しく過ごされていた様子、そして最期にスタッフの方が涙してくれたというエピソードを伺い、娘様ご自身が救われたように感じられているのが伝わってきました。費用や立地など、様々な制約の中で下した決断が、結果的にお母様の穏やかな最期に繋がったのだと感じる、貴重なお話でした。ご協力、誠にありがとうございました。
取材日:2025/04/23
執筆者:寺門律歌

入居した施設について

福寿さがみ南下溝

株式会社日本アメニティライフ協会住宅型有料老人ホーム
自由度の高い暮らしが魅力の住宅型有料老人ホーム。事前連絡があれば外出・外泊も自由です。全49戸の完全個室を用意。介護保険在宅サービスを利用しながら暮らしていただけます。スタッフ介助のもと利用可能な機械浴設備。寝たままの姿勢で湯船に浸かることができます。
自由度の高い暮らしが魅力の住宅型有料老人ホーム。事前連絡があれば外出・外泊も自由です。全49戸の完全個室を用意。介護保険在宅サービスを利用しながら暮らしていただけます。スタッフ介助のもと利用可能な機械浴設備。寝たままの姿勢で湯船に浸かることができます。
自由度の高い暮らしが魅力の住宅型有料老人ホーム。事前連絡があれば外出・外泊も自由です。
全49戸の完全個室を用意。介護保険在宅サービスを利用しながら暮らしていただけます。
スタッフ介助のもと利用可能な機械浴設備。寝たままの姿勢で湯船に浸かることができます。
満室
自立要支援1•2要介護1〜5認知症可
神奈川県相模原市南区下溝1089-1
下溝駅から 徒歩8分
※2025/08/27更新
レビュアーアイコン
5.0
良かった点内科・眼科・歯科の往診がある
残念だった点駐車場が職員の車で埋まっている
施設長は話しやすく、今後父を預けても安心できる施設と思いました。相談などできやすい。レクレーションもあり人と関わる事もでき良い施設と感じました 外観、内装はキレイ、部屋は料金によって広さは違いますが金額でわけてくれ... 続きを見る
レビュアーアイコン
4.4
良かった点エリアごとに施錠されセキュリティが万全
残念だった点安い部屋の空き待ち時間が長い
食堂など各エリアを移動するごとに鍵がかかっていて、 セキュリティ対策が万全だと感じました。 満室で安い部屋の空きが少し時間がかかりそうなところ デイサービスを受けられなくなったら転居の必要があること 続きを見る
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