スタッフの温かい対応と活気ある施設の雰囲気
入居して一番良かったと感じるのは、やはりスタッフさんの手厚いサポートと、施設全体の活気ある雰囲気です。
見学の時に感じた印象は、入居後も全く変わりません。ここはワンフロアあたりのスタッフさんの人数が他の施設より多いように感じます。だからか、いつも誰かが見守ってくれている安心感があります。
母は部屋にこもりっきりの時間がほとんどありません。フロアごとに食事ができる共有スペースがあるのですが、日中は皆さんそこに出てきて、大きなテレビを見たり、おしゃべりを楽しんだりしています。だから孤独を感じることが少ないみたいです。館内を散歩することも自由にできるので、自分のペースで過ごしながらも、常に人の気配を感じられる。この環境が、母には合っていたんだと思います。
私自身も、面会に行くたびにスタッフの方から母の様子を細かく教えていただけるので、とても安心しています。
本人に合わせたリハビリと、楽しみが尽きない毎日
入居前は、施設での生活は単調なものになってしまうのではないかという心配も少しありました。でも、ここは私たちの想像以上にアクティブな毎日を送らせてくれています。
特にありがたいのが、母の状態に合わせたリハビリを続けてくださっていることです。骨折をした後なので歩行が心配でしたが、今も10日に1回程度、スタッフさんと一緒に施設の周りの住宅街を15分くらい歩く訓練をしてくださっているんです。おかげで、足の筋力も維持できているように感じます。
そして、何より母が楽しみにしているのが、毎日のように開催されるレクリエーションです。うちの母が特に気に入っているのはフラワーアレンジメントで、いつも嬉しそうに参加しています。他にも歌のレッスンがあったり、この間は「みんなでホットケーキを作ったのよ」と楽しそうに話してくれました。
季節ごとのイベントも多くて、4月には希望者でイチゴ狩りに出かけたそうです。小さなバスに乗って出かけて、「食べ放題だったのよ!」と満面の笑みでした。先日は、4月生まれの入居者さんたちと一緒にお誕生日会も開いていただいたようで、本当に感謝しています。
家にいたら、こんなにたくさんの体験をさせてあげることは難しかったと思います。施設に入ったことで、母の世界がむしろ広がったように感じています。
施設内で完結する、安心の医療体制
家族として、心から「助かっている」と感じるのが医療連携の手厚さです。
母は高血圧の持病があり、以前は私が定期的に病院へ連れて行っていました。でも、今は施設に内科の先生が往診に来てくださるので、その必要がなくなりました。それだけでなく、歯医者さんなど、他の科の先生も往診に来てくださるので、何かあっても施設の中で対応が完結するんです。
高齢になると、病院への通院は本人にとっても家族にとっても大きな負担になります。その負担が一切なくなったのは、本当にありがたいです。
希望すれば年に2回健康診断も受けられますし、体重なども定期的に測って健康状態を管理してくださっているので、離れて暮らす家族としては、専門家の方々にお任せできることが何よりの安心に繋がっています。