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花物語やまと西
に87歳・女性・要支援2で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/11/20
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

87歳・ 女性
要支援2
物忘れ
自立
症状なし
その他施設に入居していた
体調悪化で入院し、回復の見込みがなくなったこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2017/06 〜 2017/08
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入居前に抱えていた問題

入居前はどのような状況でしたか?

母は、それまでは一人暮らしで身の回りのことは何とかできていたのですが、物忘れが少しずつ見られるようになっていました。そんなある日、家の中で転んで動けなくなってしまったのです。幸い、お弁当の配達員の方が異変に気づいて救急車を呼んでくださり、大事には至りませんでしたが、圧迫骨折と診断されました。

施設探しを始めたきっかけは何ですか?

この出来事をきっかけに、もう一人で暮らさせるのは危ないと判断し、妹と二人で施設探しを始めました。 入院後は一旦ショートステイにお世話になりながら、いくつかの施設を見学しました。実は、今回お世話になった施設は、自宅から一番近くて歩いて行ける距離だったので、最初から第一候補でした。ただ、当時は満室で、すぐには入れなかったのです。

見学時、施設に対する不安はありましたか?

実は最初に別の施設を見学した際、母が「あそこは絶対に嫌だ」と言ったんです。そこは設備が最新でリフト浴などもあり、待遇は素晴らしかったのですが、母にはスタッフさんと入居者さんの関わりが事務的で冷たく見えたようです。施設自体の雰囲気もどこか暗く感じてしまったようで、「ずっとここに住むのはしんどい」と拒絶されました。

入居後の変化

入居後、どのような変化がありましたか?

入居してからの母は、穏やかに過ごせていたと思います。施設ではレクリエーションや外出の機会も多く、楽しんでいるようでした。スタッフの方々は経験豊富な年配の方が多く、本当に親身になって母のことを見てくださいました。特に、毎月施設での様子を撮った写真とコメントをまとめた小冊子を送ってくださったのは、離れて暮らす私たち家族にとって、何よりの安心材料でした。 入居してしばらく経った頃、夜中にトイレで転んでしまい、大腿骨を骨折して手術を受けることになりました。退院後、残念ながらまた転んでしまい、それからは車椅子での生活になりました。 動く機会が減ったことで認知症も少し進んでしまいましたが、施設では訪問のマッサージを手配してくださるなど、その時々の状態に合わせたケアをしていただけたのはありがたかったです。食事も施設内で手作りされた温かいものが提供され、医療面でも提携のお医者様や歯医者さんが定期的に往診に来てくださるなど、手厚いサポート体制が整っていました。

見学時の不安は解消しましたか?

花物語やまと西さんに見学に伺うと、当時の施設長さんがとても良い方で、温かく迎えてくださいました。他の施設で感じたような冷たい雰囲気は全くなく、入居されている方々も穏やかに過ごされている様子を見て、ここなら母を任せられると安心しました。実際に入居してからも、その印象は変わりませんでした。
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退去した理由

入居から4年が経った頃、母は施設で体調を崩し、救急車で病院に運ばれました。胆嚢が悪化しており、そのまま入院することになったのです。医師からは「危険な状態です」と告げられ、その後、意識はあるものの寝たきりの状態が続きました。 残念ながら回復して施設へ戻れる見込みはないと判断し、入院から1ヶ月ほど経った頃に退去の手続きを取りました。母はその数ヶ月後、静かに旅立ちました。

花物語やまと西を選んだ理由

親身なスタッフと家庭的な雰囲気

何より良かったのは、スタッフの方々の温かさと施設の家庭的な雰囲気です。見学した他の施設では少し冷たい印象を受けたのですが、こちらはまるで「おうちの延長」のようでした。経験豊富なスタッフさんが多く、いつも母のことを気にかけてくださいました。男性スタッフの方も夜勤の際などに母を気遣ってくださり、退去の時も「あの時はこうでしたね」と母の思い出話を一緒にしてくれました。当時の所長さんも、母を飽きさせないように色々な行事を企画してくださり、本当に母のことを一人の人間として大切にしてくれていると感じられました。

施設内で作られる、温かい手作りの食事

食事が毎日、施設内の調理室で手作りされていた点も、とてもありがたかったです。温かいものは温かいまま、心のこもった家庭料理のような食事をいただけたことは、母にとっても大きな喜びだったと思います。献立からも、入居者の健康を気遣ってくださっているのが伝わってきました。

医療から美容まで、充実した訪問サービス

施設にいながら、様々な専門家のサポートを受けられたのは大きな安心材料でした。提携クリニックの医師や歯科医が定期的に往診してくださるだけでなく、美容師さんが来てヘアカットをしてくれたり、母が寝たきりに近くなってからはマッサージ師の方が訪問してくれたりしました。家族がその都度手配したり連れて行ったりする手間がなく、本当に助かりました。

離れていても安心できる、こまやかな家族への報告

私は少し離れた場所に住んでいるため、頻繁に顔を見に行くことができませんでした。そんな中で、施設の方が毎月、母の日常の様子を撮った写真とコメントを小冊子にして送ってくださったのが、本当に嬉しかったです。レクリエーションを楽しんでいる姿や食事の様子などを見ると、元気に過ごしていることが伝わってきて、心から安心できました。こうしたこまやかな配慮に、家族への思いやりを感じました。

家族の持ち込みにも柔軟に対応

おむつなどの消耗品について、施設で用意してもらうとどうしても割高になりますが、「持ち込みも大丈夫ですよ」と仰っていただきました。私がネットで注文したものを施設に直送したり、妹が面会時に持って行ったりと、こちらの経済的な事情や利便性を汲み取って臨機応変に対応してくれたのがありがたかったです。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったことはありましたか?

良い意味で想定外だったのは、食事や医療、美容、マッサージに至るまで、施設内で受けられるサービスが非常に充実していたことです。ここまで手厚く見ていただけるとは思っていませんでした。 一方で、少し困ったのは車椅子です。母が車椅子生活になった際、施設には貸し出し用のものがほとんどなく、自分たちで購入して用意するように言われました。これは少し想定外の出費でした。また、4年間の入居期間中に施設長さんが交代されたのですが、新しい方は少し杓子定規な印象で、以前の方のような温かみが感じられなくなったのは少し残念でした。ただ、現場のスタッフの方々は変わらず良くしてくださったので、その点は救いでした。

施設への改善点はありますか?

全体的にとても満足していましたが、もし改善点を挙げるとすれば、2つあります。 一つは、お風呂にリフト浴の設備がなかったことです。母が自分で動けなくなってからは湯船に入れなくなってしまったので、もしリフトがあれば、最後までお風呂の時間を楽しめたかもしれません。 もう一つは、車椅子などの備品が少なかった点です。入居者それぞれの状況に合わせて必要になるものですから、いくつか貸し出し用が用意されていると、ご家族の負担も少し減るのではないかと感じました。
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花物語やまと西
グループホーム
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プラン
月額14.0万円
(入居金21万円〜)
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取材して

娘様のお話からは、お母様を思う優しさと、施設スタッフの方々への深い信頼が伝わってきました。単なる「設備」の良し悪しではなく、「そこにいる人」の温かみが、ご本人にとっても家族にとっても、いかに重要であるかを再認識させられるインタビューでした。特に、退去時にスタッフの方から「車椅子をあなたたちもいつか使うから持って帰った方がいいわよ」と声をかけられたというエピソードは、事務的ではない人間味のある関わりを象徴していると感じました。
取材日:2025/11/20
執筆者:岸川京子

入居した施設について

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花物語やまと西

株式会社日本アメニティライフ協会グループホーム
花物語やまと西

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満室
自立要支援2要介護1〜5認知症可
神奈川県大和市南林間9-1-7
南林間駅から 徒歩13分
※2025/12/31更新

大和市南林間にある「花物語やまと西」は、認知症と診断されたご高齢の方々が安心・安全な生活を送るためのお住まいです。2階建ての館内では、各フロア最大9名のご入居者様がひとつのグループとなり、認知症ケアの専門のスタッフと一緒に共同生活を送ります。スタッフは、炊事や家事など日常生活をとおしてご入居のみなさまの個性を把握。お一人おひとりが「できること」を見つけ、最適なお仕事をお任せしていきます。こうした「生活リハビリ」を実践することで認知症の進行を緩和し、ご自身で身の回りのことができる「自立」の状態を目指します。

レビュアーアイコン
4.4
良かった点施設内が明るくフレンドリーな雰囲気
施設内が明るく、スタッフの方々の利用者さんへの声かけも元気でフレンドリーな雰囲気が良かったです。が、お食事中にお邪魔してしまったので、利用者さん同士の雰囲気は今回はつかめなかったのが残念でした。 スタッフさんの対応... 続きを見る
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