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介護付有料老人ホームもえぎ野の杜
に75歳・女性・要介護1で入居していた方へのインタビュー

取材日:2025/06/20
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

75歳・ 女性
要介護1
症状なし
自立
症状なし
病院に入院している
自宅で転倒し入院、退院後の生活への不安
その他親族

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/11 〜 2024/12
見学をした施設:3件

見学した施設

施設名見学/入居
住宅型有料老人ホーム リリィケア綾瀬見学
ハピネスどんぐりの里見学
介護付有料老人ホームもえぎ野の杜入居

入居前に抱えていた問題

施設探しを始めたきっかけ

もともと一人で暮らしていた叔母が、自宅で転倒して入院したのが、施設探しを始めたきっかけだったんです。 退院が近づくにつれて、これからの生活をどうしようかと話し始めました。転倒の影響で歩くのもおぼつかなくなって、少し認知症の症状もみられるようになっていて。叔母本人に気持ちを聞いてみると、倒れた時の記憶が曖昧なこともあってか、「また一人で家に帰るのは怖い」と、はっきりとした不安を口にしたんですよね。

入居決断時の葛藤・罪悪感

私たちは近くに住んでいるとはいえ、実の娘や息子というわけではないので、申し訳ないけれど自宅で引き取るのは難しい、ということを正直に話しました。そうしたら叔母も納得してくれて、その上で施設への入居を具体的に考えていくことになったんです。

見学時の施設に対する不安

退院の時期は決まっていたので、あまり時間はありませんでした。施設を探すうえで私たちが一番重視したのは、やっぱり現実的な「金額面」です。そしてもう一つが、私の家から「近い」こと。何かあった時にすぐに駆けつけられる、必要なものをすぐに届けられる距離というのは、叔母にとっても、私たちにとっても大きな安心材料になるだろうなと思っていました。

入居後の変化

入居後の変化

入居してからの叔母は、正直なところ、少し不満も口にしています。ここは比較的規模の大きな施設なので、以前入院していた病院のように、いつも手厚く構ってもらえるわけではないみたいで。そのギャップに戸惑って、「もっと見てほしい」という気持ちから、私たちに愚痴をこぼすこともあるんです。 ただ、私たち家族から見ると、その評価は少し違うかな、と感じています。施設の方にお話を伺うと、叔母が愚痴をこぼすような態度は見せていないようですし、私たち家族にとっては、今の施設は「合格点」。もちろん完璧ではないですけど、たくさんのメリットを感じながら、穏やかな気持ちで叔母と向き合えています。

見学時の不安は解消したか

ご紹介いただいた4件の施設を全部見学して、それぞれのメリット、デメリットを具体的に知ることができたのは、初めての経験だった私たちにとって、本当に勉強になりましたし、ありがたかったですね。最終的に今の施設に決めたのは、金額面と距離という二つの大きな条件をクリアしていたのが、一番の理由です。

介護付有料老人ホームもえぎ野の杜を選んだ理由

看護師常駐と、丁寧な「許可取り」の医療連携

この施設の一番いいな、と思っているところは、看護師さんがいつもいてくれて、医療面のサポートが手厚いところですね。 毎月の訪問診療はもちろん、例えば「歯の調子が悪いみたい」となれば、施設側で訪問の歯医者さんを手配してくれます。その時も、勝手に治療を進めるんじゃなくて、必ず事前に「歯医者さんにかかってもよろしいですか?」って、電話で私たちに許可を取ってくれるんです。治療内容や費用についてきちんと説明を受けて、納得した上でお願いできるこのプロセスは、当たり前のようで、実はとても安心できるポイントなんですよね。 離れて暮らしていると、本人の細かな体調の変化には気づきにくいですけど、こうして専門家の目で見ていただいて、その都度報告・相談してくれる体制があるおかげで、私たちは大きな安心感をもらっています。

家族の都合に合わせた、柔軟な外出・外泊

この施設の面会ルールは、施設内の面会室での面会は予約制で、時間も10分から15分と短いんです。予約枠もすぐに埋まってしまうので、施設の中でゆっくり話すのは少し難しいんですよね。 その代わり、施設側は家族による「連れ出し」を勧めてくれるんです。外出や外泊は、事前に予約をすれば基本的にいつでも大丈夫。実際に私たちも、月一回くらいのペースで叔母を連れ出して、治療で病院へ行ったり、その後一緒にランチをしたりして、明るいうちに施設へ送っていく、という過ごし方をしています。 1週間前までに伝えれば食事もストップできて、その分の料金はかからない、というのもありがたいです。施設の外でのイベントはありませんが、こうして家族が気軽に叔母を外へ連れ出して気分転換させてあげられるのは、とても良い仕組みだな、と感じています。車で行く時も、無料の駐車場を使わせてもらえるので、荷物が多い時なんかは本当に助かっていますね。

季節を感じられる、施設内での多彩なイベント

叔母は「手厚くない」なんて不満を言うこともありますが、施設での生活が単調なわけでは決してないんですよ。 毎月1回届く「会報」のようなお手紙で、施設の中での様々な取り組みを知ることができるんです。4月には施設内でお花見会、5月には子どもの日にちなんだ催しがあったりと、季節ごとの行事を大切にしてくれていることが伝わってきます。 それに、毎月のお誕生日会はもちろん、ピアノやお琴が弾けるスタッフさんがいて、小さな音楽会を開いてくれることもあるそうです。入居者の皆さんと一緒に壁に飾る作品を作ったりと、ただテレビを見て過ごすだけではない、彩りのある時間を用意してくれていることに感謝していますね。 外に出られなくても、施設の中で季節の移ろいを感じられる。そういう工夫の一つ一つが、叔母の生活の質を支えてくれているんだな、と思います。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

改善点

一つは、連絡手段が基本的に電話だということです。日中は仕事で電話に出られないことも多いので、メールとか、文字でやり取りできる選択肢があれば、もっとスムーズなのにな、と思います。 もう一つは、やっぱり施設主催の外出イベントがないことでしょうか。大きな施設なので安全管理上、難しいのはわかるんですけど、少し外の空気を吸うような機会があれば、叔母の気分ももっと晴れるのかな、なんて思ったりします。 面会のルールも、もう少し柔軟になると嬉しいですが、今のところは私たち家族が外出の機会を作ることで、うまくバランスを取れているかな、という感じです。

取材して

この度お話を伺ったのは、叔母様が施設に入居されている姪御様です。お電話越しに、叔母様の気持ちに寄り添いながらも、ご家族として冷静に、そして客観的に施設と向き合われている、非常に思慮深い姿勢が伝わってきました。「私たち家族にとっては合格点」という言葉が、全てを物語っているように感じます。金額、距離、医療体制といった現実的な条件と、面会やイベントといった生活の質。そのメリット・デメリットを冷静に比較検討されたリアルなお話は、これから施設を探す多くの方にとって、大きな指針となるはずです。貴重なお話をありがとうございました。
取材日:2025/06/20
執筆者:岸川京子

入居した施設について

空室2室
4.47
2025/07/02更新

介護付有料老人ホームもえぎ野の杜

介護付き有料老人ホーム
神奈川県横浜市青葉区柿の木台
藤が丘駅から 徒歩13分
標準プラン
月額 /11万円
入居金 /10万円
入居金ゼロ
プラン
-
介護付有料老人ホームもえぎ野の杜の外観の写真
介護付有料老人ホームもえぎ野の杜の居室内設備の写真
介護付有料老人ホームもえぎ野の杜の屋内共用部の写真
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