ケアスル介護は掲載施設数50,000以上ケアスル介護は掲載施設数50,000以上
関連情報介護老人保健施設とは、要介護1~5の高齢者が「病院から退院することになったが、まだ家庭に戻って自立するのは難しい」といった場合に入居して、在宅復帰・在宅療養支援を目指すための介護施設です。したがって、長期入院が明けてから自宅に戻るまでの期間に利用されることが多い施設です。
また、介護老人保健施設は公的施設なので介護保険が適用されます。したがって、民間の介護付き有料老人ホームなどよりも安価な費用で利用できるのが特徴となっています。
入居期間は3~6か月と限定されているので、長期間にわたって入居したいという方には向いていない施設と言えるでしょう。
介護老人保健施設の1カ月あたりの費用の目安は8～14万円です。介護老人保健施設は入居金などの初期費用がかからないので、毎月の居住費、食費、介護保険サービスの自己負担額分、その他加算費用などが主な費用となります。
介護老人保健移設は、介護保険施設であるため世帯収入や預貯金額によって食費・居住費の減免を受けることが出来る特定入所者介護サービス費を利用できます。
多床室タイプ(相部屋タイプ)か個室化によっても費用が異なるので注意しましょう。
介護老人保健施設の入居の対象となるのは、65歳以上の高齢者又は40歳以上で16の特定疾病が認められている方です。
中でも病状が比較的安定していて、伝染病などの疾患が無いなどの条件を満たしている方が入所の対象となっています。というのも、介護老人保健施設は在宅復帰を目的とした施設であるため重度の医療ケアに対応することが出来ません。もちろん同じ介護保険施設である特別養護老人ホームと比較すると看護師の割合は高くなっていますが、常時医療ケアが必要という方は入居できないのが特徴です。
リウマチ・関節症とは、免疫の異常により関節に炎症が起こることで、関節の痛みや腫れが生じる病気です。
腫れや激しい痛みを伴い、炎症部を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点になります。
原因は未だ不明とされていますが、遺伝的要因や喫煙、歯周病などの環境要因が関係しているのではないかと考えられています。
主な症状は、関節の痛み・腫れ・強張りなどであり、手首に症状が見られることが多いですが、肘・肩・膝・足首などにも症状が見られます。また、症状は左右対称に複数の関節に出ることが多いですが、片側のみにしか出ないケースもあります。
その他にも、発熱や疲れやすい、食欲がないといった全身症状が生じ、関節のみならず肺や血管などにも炎症が広がることもあります。
リウマチは、男性に比べて女性の発症者が約4倍多く、40～60歳代での発症が多いとされていますが、最近ではさらに高齢で発症する方が増えている状況です。
出典：一般社団法人日本リウマチ学会「関節リウマチ（RA）」
出典：おしえてリウマチ「関節リウマチって、どんな病気？」
リウマチ・関節症の方を介護する際には、福祉用具を上手に活用しましょう。
リウマチは主に関節に痛みが生じる病気であるため、関節への負担を軽減してあげる必要がありますが、介護保険サービスの内の1つである福祉用具の貸与・購入で福祉用具を利用することで、関節への負担を軽減することができます。
例えば、現在布団を敷いて寝る・座るといった生活をしている場合には、介護ベッドの利用を検討するといいでしょう。布団は床に敷いて使用するものであり、高さがないため、膝などの関節への負担が大きくなってしまいます。一方、介護ベッドの場合、布団と比べて高さがあることに加えて高さを調節できるため、寝る・座るといった動作がしやすく、関節への負担を軽減できるでしょう。また、介護ベッドと併せて手すりなどのレンタルをすることで、起き上がる・立ち上がるといった動作の負担も軽減できるでしょう。
他にも、歩行器や杖などのレンタル・購入も可能であり、利用することで歩行時の関節の痛みなども軽減できるため、本人の症状なども考慮のうえ、生活を助けてくれそうな福祉用具を利用するといいでしょう。
リウマチ・関節症に対応している施設を探す際には、リハビリが充実しているかどうかを確認するといいでしょう。
リウマチの治療法には、薬物治療とは別に、リハビリテーション治療があります。リハビリテーション治療は、リウマチの状態によって内容が異なり、炎症の強いときは痛みのコントロール、局所の安静を図り、炎症が落ち着いているときには関節の運動や筋力の維持・増強訓練などを実施します。
痛みのコントロールをする際には、温熱療法が行われます。ホットパックを炎症部に当て、15～20分ほど温めることで、温熱効果によって痛みや血流の改善などに効果的です。温熱療法は運動療法を行う前にも有効であるため、重要なケアと言えるでしょう。
関節の運動や筋力の維持・増強に関しては、過度な運動を行うと関節の炎症が悪化する恐れがあるため、しっかりと医師や理学療法士などの専門家の指導のもと行う方が好ましいと言えます。
リウマチは長く付き合っていく必要がある病気であるため、施設に入居後も上手に付き合いながら生活できるよう、リハビリの体制について確認しておきましょう。
出典：人工関節ドットコム「関節リウマチ（RA）治療法」
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