全国の人工透析が必要な方を受け入れ可能な住宅型有料老人ホーム
- 最終更新日:
- 2024/03/28
- 空室: 2024/03/28更新
- 満室
- 自立自立の方が入居できる施設です。
- 要支援
1・2要支援1・2の方が入居できる施設です。 - 要介護
1〜5要介護1〜5の方が入居できる施設です。 - 認知症
可認知症の方でも入居の相談ができる施設です。 - 保証人
必要入居に身元保証人が必要な施設です。 - 生活保護
可生活保護を受けている方でも入居の相談ができる施設です。 - 引受人
必要入居に身元引受人が必要な施設です。
住宅型有料老人ホームは、介護ケアをそこまで必要としていない、自立した高齢者が利用できる共同生活用の施設です。比較的要介護度の低い方が入居することができ、さまざまな生活支援を受けることができます。民間企業が運営していることが多く、施設によってサービス内容は様々です。
また、住宅型有料老人ホームでは介護サービスは提供されていません。そのため、入浴・食事の介助や見守りといった介護や看護、リハビリなどの介護サービスを受けたい方は、外部の介護サービスを利用する必要があります。
住宅型有料老人ホームの費用は、月額15万円~40万円ほどが相場です。
入居一時金は、入居時にかかる初期費用です。施設を利用する権利を取得するための費用であり、想定よりも早いタイミングで退去する場合は、入居一時金の一部が返還されるようになっています。
月額費用は、入居している間、毎月かかってくる費用です。入居している施設の賃料や食費、光熱費などが該当します。
住宅型有料老人ホームの対象者は法律などによって基準が定められているものではないため、受け入れ条件は各施設がそれぞれ個別に設定しています。
受け入れ条件は施設の設備の充実度や連携している関連施設などによっても変わってきます。
一般的には、「60~65歳以上」「自立~要介護5」を条件として設定していることが多いですが、入居希望者の身体状況や介護状況によっては60歳以下でも入居を可能としている施設もあります。
人工透析とは、糖尿病性腎症といった慢性腎臓病によって腎臓の機能が低下し、尿から老廃物や水分が適切に排出されなくなった患者に対して、腎臓の機能を人工的に補う治療法です。
腎臓は1日に150~200リットルの血液をろ過して尿を作り出し、体の老廃物を体外に排出するなどの機能があります。しかし、腎機能が低下してしまうと、老廃物や水分が適切に排せつされなくなり、尿毒症や心不全などを引き起こすリスクがあります。
人工透析は、腕の血管に針を通し、血管透析器(ダイアライザー)を介して血液から老廃物を取り除く「血液透析」と、腹膜腔に透析液を注入し、体内で血液を浄化する「腹膜透析」の2種類に分かれます。
なお、厚生労働省によると、2020年における慢性透析患者数は347,671人であり、人工透析を導入した原疾患として最も多いのが糖尿病性腎症(40.7%)と報告しています。
透析患者を介護するポイントは、食事制限や水分管理が挙げられます。
慢性腎不全の場合、基本的に腎臓の機能が回復する見込みはほとんどありません。そのため、治療による症状の進行と合併症の予防がメインとなります。
合併症を予防するためにも、日々の生活での心がけが非常に大切です。例えば果物や生野菜に含まれるカリウムの過剰摂取は、高カリウム血症を引き起こしかねません。
特に患者の水分管理は非常に大切です。透析患者にとって体内の水分量はそのまま体重の増減につながります。体重が増加すると、むくみや血圧上昇につながり、心不全や肺水腫のリスクが高まるとされています。
その他にも、適度な運動や十分な睡眠をとるなど、規則正しい生活を送ることが重要になります。
透析治療中の方を受け入れている施設を探す際には、施設の医療体制を確認すると良いでしょう。
血液透析を行っている場合、週に2~3回程度、1回4時間以上の透析が必要になります。そのため、施設内に透析設備がある、または隣接・併設していればスムーズな透析治療が行えます。
施設内または近辺に透析設備がない場合、医療機関へ通院送迎サービスがあるか確認しておくのも良いでしょう。ただし、透析治療中のヘルパーによる付き添いはできないケースも多いため、事前に対応できる範囲を確認しましょう。
また、施設内で食事制限や水分管理をしてくれることもポイントです。
透析治療中は塩分や水分を控えるといった食事制限をしなければなりません。減塩食に対応している施設は比較的多いものの、腎臓病食(たんぱく質制限食)に対応している施設は多くはありません。
介護施設を検討する場合は、かかりつけ医やい施設職員と相談のうえ、医療体制が整っている施設から探しましょう。
参照:新潟県「透析患者を担当する介護支援専門員のためのハンドブック」
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