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パーキンソン病とは、脳の異常が原因で、身体の動きに障害があらわれる病気です。
主な症状としては、手足の震えや、動作が遅くなる・小さくなる・少なくなるといった動作緩慢、関節をスムーズに動かせなくなる筋固縮、バランスが取れなくなる姿勢保持障害などが挙げられます。
また、このような身体の動作に関する症状以外にも、意欲の低下や認知機能障害をはじめとした多彩な非運動症状が見られることもあることから、1種の複合病として認識すべきとの考えが広まっています。
軽度の状態であれば、手足の震えといった症状しか見られないため日常生活への影響は少ないと言えますが、症状が進行していくと一人で立つことができなくなり、車いすでの生活や寝たきりになってしまい全面的な介護が必要になります。
とはいえ、現在は効果的な治療薬もあるため、早い段階からきちんと治療を進めることで、発症から長い年数が経っても、目立った状態の悪化がない良い状態を保つことができます。
出典:厚生労働省「006 パーキンソン病」
出典:難病情報センター「パーキンソン病(指定難病6)」
パーキンソン病の方を介護する際には、身体状態に応じた介護・症状の進行を遅らせるための介護が重要になります。
パーキンソン病の方は、嚥下機能の低下が見られる場合があるため、その際は食事の内容に十分注意しましょう。
嚥下機能が低下すると、食べ物を飲み込む力が弱くなってしまい、喉に食べ物が詰まるリスクが高まるため、飲み込みやすい食べ物が好ましいと言えます。
例えば、小さく刻んだきざみ食や、舌でつぶせるほど柔らかいソフト食など、食事の形態にこだわるのもいいでしょう。
パーキンソン病の方は、継続的に身体を動かすことで、体力やバランス能力の低下を防ぐことが可能とされているため、定期的にリハビリを受けるといいでしょう。
もちろん、デイサービスなどを利用し、専門的なリハビリを受けるのも効果的ですが、家でできるリハビリメニューもあるため、サービスの利用が難しい場合には家でのリハビリを実践してみるといいでしょう。
パーキンソン病に対応している施設を探す際のポイントとしては、リハビリサービスの充実度が挙げられます。
パーキンソン病は、身体動作に関する症状が主である病気ですが、継続的な運動やリハビリといった体を動かす機会を作ってあげることで、症状の悪化を予防することが可能です。
そのため、入居先の施設でリハビリが受けられるか、どのようなリハビリが受けられるかという点が重要になりますが、施設のリハビリの充実度を確かめたい際には、リハビリに関する専門家の配置があるかどうかを確認するといいでしょう。
老人ホームでは、理学療法士や作業療法士といった専門家の配置がなくともリハビリを提供することはできますが、専門家の配置がない場合はリハビリの内容が限られてしまうため、リハビリが充実しているとは言い難いです。
一方で専門家の配置がある施設の場合は、専門的な知識を活かし、入居者一人ひとりに適したリハビリプランを組んでくれるため、より効果的なリハビリが期待できるでしょう。
そのため、パーキンソン病の症状悪化の予防も考慮したいという方は、リハビリの専門家の配置という点を意識するといいと言えます。
事前相談から入居まで、親身にサポートします。
ご家族含めて納得できる施設に出会えるよう、お手伝いさせて頂きます。